ユニゾンシフト・ブロッサム『Flyable Heart』 コメントレス(ネタバレ有)

4年前がというよりは
ポイントはもっと前、晶が生まれるか結衣が生まれるか
ここだと思います。
確かプロフィールに書いてあったと思いますが、
4年前の銃撃で「息子が1人きりになる」と気合で生還。
でも、結衣の生まれてる世界では離婚して1人生活を送っていたため(ここは推測ですが・・)
気合が足りず(でいいのかな・・・)殉職。
桜子以外のシナリオでは
晶 誕生の世界:母親死去=茂樹生存=桜子死去 か
結衣誕生の世界:母親生存=茂樹殉職=桜子生存
は揺るがないんじゃないでしょうか。
母親の生死も含めているのはプロフに
結衣は突然変異は起きずに女性として生まれる。
晶は突然変異を起こして男性と生まれる。 となっています。
深読みかもしれませんが、この結果が母体にも影響を与え
晶の場合は母親の早期の死を招いたのかな、と。
プロフは微妙な文章の違い、書き方が他にもあり
茉百合も茂樹が死んだ世界のみ、大きな音を聞くと怯える。
と書いてあって、生還している世界の場合にもこれが
当てはまるのかはわからないんですよね・・・。

 なるほど、遺伝子的ゆらぎから二つの大枝宇宙が発生した、という話か。小さなきっかけで分岐した宇宙は縮小してしまうものですが、人間の発生に関わる部分は大きな影響を与えると考えることもできるか。

マブラヴALTERED FABLEのファイナルエクストラみたいな感じでFHもファンディスクでるんじゃね?

別の宇宙ということは会長の性別が逆転した宇宙に飛ばされる可能性もあったということか…

 ファンディスクでは男子に囲まれる女体会長……どう見ても輪姦です本当に(ry 晶くんのハーレム宇宙はなかなか想像できないなぁ。小市民な晶くんには女の子一人で精一杯?

 August『夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-』関連レス(ネタバレ有)

シンシアルート見る限り、科学者の責務に関することでの翻意はおそらく無理でしょうね。姉であるフィアッカにしても真姫ルートで達哉たちにしたのは(恐らく最大限の)譲歩だけでしたし。
まあ、それはそれとしても、フィーナルートで再び手を取り合う月と地球の象徴となるであろうフィーナと達哉に出会うことでシンシアが何を考えるのかとか、再び移動手段として使用されるトランスポーターを見て何を思うのかとかは見たかったですね。
あとは単純にフィーナと話してるシンシアが見たかった。全キャラで唯一フィーナと面識ないですし。
唯一と言えば、水着がないのは酷い!! あのお堅いエステルにすらあったのに。せっかくのナイスバディがーーっ!
いや「こそばゆい」はメチャクチャ可愛かったですが。

 フィーナとシンシアの邂逅は誰もが妄想してしまうところですね。しかし彼女らはただすれ違っただけではなく、それぞれの役割を全うした上で出会わなかったのだから、決して間違った寂しさではないと思います。あるいはフィーナシナリオの何百年後か、再会した後のフィアッカがフィーナのことを何と言ってシンシアに伝えるのか……この辺は二次創作の難しいシンシアに残された数少ない余地ですね。それぞれの人類に対するスタンスが現れそうだ。

 『夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-』関連コメントレス(ネタバレ注意)

シンシアルートでの行動が間違ってはいないのだろう、何も始めていない達也が出来る最大限の行いはあれで正しいと思う。
でも、フィーナルートを込みで考えると微妙と言うか、つまりフィーナたちが辿り着いた答えでは、まだシンシアを帰す訳には行かなくて、それは終止符を打ってないんじゃないかな、とか。
自分は、フィーナルートでフィーナとシンシアが交差する事、戦争の時代から世界が変わったことを、あの世界を象徴するフィーナが表明する事を望んだ。
いや簡単に出来る事じゃないよ、って言うのは確かにそうなんだけれど、でも数百年スパンなら達成できるって言うのもそれはそれでいい加減な態度だ、その間に人類が退行しない保証など無い。
自分は、シンシアでもフィアッカでも達也でもできない事を、フィーナがやり遂げるだろう、と思っていた。
フィアッカの独白ではなく、シンシアをこちらに引き戻さないまでも、シンシアが納得する回答をフィーナが出してくれればと思う。
(でもこの見方は社会派的なもので、SF的なものではないのだろう、自分は人類社会が一個一個の生命体に対しどう在るかを見据えている。)
それと、シンシアルートを受け付けがたいのは、別れる際のCGの指定ミスも尾を引いているのかもしれない。
よく見れば分かるのだけど、目がリースなんよ、フィアッカではなく。
ってパッチでてるかも分からんけど、一気にやったので酷く幻滅した覚えがある。
なんだかんだでけよりな大好きですね、ここまでヒートアップする作品もそうは無い。

 フィーナシナリオは"前奏曲"にすぎないのでしょう。王宮の様子を見ても、あの時代の人類は明らかに幼すぎます。人格を持たない技術を取り扱うなら、最低レベルの人間を抑止するシステムが必要。そして彼女は政治に関わる人間であり、アクロバットで空白を飛び越える(人類全てを一度に変革する)ことはできない。技術も同じ、人が生きることで前に進むもので、その成長が歴史を創るのだと思います。技術者としてあの500年の空白は譲れません。彼女の背負う業は一人の論理で覆されるものではないし、形ある技術によってのみ解かれるべきものです。
 未来の人類を信じないのであれば、シンシアは最後に施設を破壊したはず。彼女が自沈プログラムのキーをへし折った時の気概は、何より優しく誇り高いものであると思っています (トランスポータを運用することで、他シナリオに比べて100年以上はシンシアの帰還が早まった可能性はあります。何度でも言いますが、人類の健やかなる歩みこそが彼女に近づく唯一の手段だと信じています)

サイレントマジョリティの意見までは分かりませんが、某巨大掲示板の当該スレッドではかなり好評のようですシンシアシナリオ。
新キャラなので相対的に語ることが多かったってのもあるかもしれませんが、一時期話題のほとんどを占めてましたね。
それでも極偶にしか否定意見は見ませんでしたから、住人には概ね受け入れられているようです。
自分も結構好きですね。二人のマルグリットの遣り取りは、微笑ましくもあり、切なくもあり。達哉も含め、単純に自己犠牲とも言い切れない、尊い“やせ我慢”をする人たちのお話だったような気がします。

 そうだったのですね。今回はスレチェックなどはほとんどしてなくて、Twitterの印象を中心に見ていたのですが……オーガストのコアファンにとってあのSF味は心地よい? フィアッカとシンシアの間に流れるものは、血を含み血よりも濃いものであったように思います。

愛が溢れまくった渾身のMC感想乙。自分もこの作品に対する愛情を、Su氏のようにこうして言語化できれば、と改めて痛感しました。シンシアとフィアッカについての言及然り、カレンやフィーナの存在についても然り、どれも胸にストンと落ちてくるものばかりで本当に素晴らしい。
やはり自分にはSF者の視点が絶対的に足りないなあ。『R.U.R.U.R』以来、SFを手に取る頻度が徐々に高まってきてはいるのですが、恥ずかしながら理系的な教養が小学生レベルで止まっている人間なので、読んでいても頭の中でうまくイメージを結べない場合がほとんどなんですよね。
いい機会だし、小学校の教科書からもう一度勉強し直そうか、とかわりと本気で考えていたり。ああ、この向学心を十数年前に持ち合わせていれば……。

 今回のシンシアシナリオを好きになったのであれば、楽しめるSFは本当にたくさんあるでしょう。自分も『R.U.R.U.R』がきっかけで読み始めて、今ではすっかり染まってます。一応理系(というか工学系)なので、イーガンのような技術寄りのものが好きだったりしますが、そうでない視点での楽しみ方もいいのではと思います。SFの中心は単純な技術要素ではなく皮肉と理想、かも。

 August『夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-』感想 ―― 宇宙の子供たちへ

  • 無用に見えたファンディスクにして、三年遅れの完結編のお話。以下あらゆる側面からネタバレしてるので注意。
  • 最初に結論から言わせてもらえば、一部シナリオを除けば良質なファンディスクであり、無印版に足りなかったものの悉くを補完した堂々の完結編であった、と思います。同梱版として見ていること、高評価を前提に読み進めていただければ幸いです。
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 C74一日目・企業ブース情報(速報版)


  • 今日は企業ブースを中心に買い回ったりしていました。日差しが強く買い回りもかなりキツいかなぁと覚悟して向かったものの、現場は比較的余裕のある展開でした。企業ブース自体が拡張したことももちろん効いてるだろうし、コスプレ関連の変更もプラスに働いたのではないかと。
  • Lump of Sugarをはじめ、抱き枕カバーを出してるところは基本的に列が長い感じだったかなぁ。minori、Russelあたりはまた点数が多くて伸びてたのかな。上の写真のものを買ったブースはどこも列は短めでした。(一部は完売が早かった? 完売すれば列は無くなるけど) 先行通販でCUFFS、FC通販でLittlewitchを回避できたのは大きいかも。
  • lightの新作は『タペストリー』というタイトル。以前から存在だけは確認されていた『さかしき人にみるこころ』の続編『どんちゃんがきゅー』(仮)の話も。同時に配布されてた『Dies Irae』のペーパーで "正田居残中" と書かれててワロタ。(画像三枚目参照)
  • ぱれっとの新作は『ましろ色シンフォニー』。原画が和泉つばすで、シナリオに保住圭氏や北川晴さんの名前が。会場で紙袋を見た時にはfengの新作かと勘違いしてしまった。
  • オーガストの新作……というか追加ディスク+逆移植になるんですかね。(記述修正) 『夜明け前より瑠璃色な Moonlight Cradle』の発表。ファンBOXの二作目が来ると予想してたのでちょっと意外ではあります。好きだからいいんですけどね、明け瑠璃
  • OVERDRIVEのチラシでは「OVERDRIVE NIGHT TOUR 2008-2009」の告知が。東京・大阪・福岡で開催。前からラジオで言っていた携帯サイト(http://od-mobile.jp)もプレオープンしていて、会員になるとチケットの優先予約もできるとか。