戯画 『この青空に約束を―』 感想に対するコメントへの反応

 タイトルが分かりにくいのは仕様。なんかこのテキストも24KB位あるんだけど……皆熱い意見を持っていらっしゃるようで。もちろんネタバレだらけ、むしろネタバレしかないのでご注意を。ある程度コメントが溜まったらまた同じような形で。

さえちゃん、駄目かわいいよ、さえちゃん

 的確すぎる表現w こんにゃく関連の1発目に来たコメントがコレとは。

好き好きーさえちゃん大好きー。というわけで丸戸に懐疑的なスタンスだった自分にもすっかりしっぽり楽しめた作品でした

 さえちゃんはこんなに人気が出るとは思わなかったデス。今回は歴代作以上に人を選ぶかな、と思ったのですがそうでもないんですかね? 今回のノリが平気なら 『ままらぶ』 をオススメ。共同体作品としては多分こんにゃくの前身にあたり、こんにゃく以上に映画・ドラマネタが濃かったりもします。軽い捨てキャラ一人を除いて個別シナリオが面白いのも素晴らしいなぁ三点リード。 (理多の 「わがまま LOVE ME DO!」 を聴きつつ)

会長シナリオは大嫌いで「何このビッチ?」って思っていた時期が俺にもありました。 でも「約束の日」の静の「はいっ!」で全てを許せた。 静、良いよね。凄く凄く良いゲームだね「この青空に約束を−」 。

 ヒロ先輩に惚れる要因の部分が弱かったのはあるかも。構成としては面白かったと思いますよ。
 静はつぐみ寮という疑似家族的運命共同体で捉えると 「末娘」 に当たるので、成長を描く為には極上の素材。最後の最後でさえちゃんが格好良かった! (格好いいのは最後くらいじゃない? という話も……)

約束の日。 あの歌と絵は正直反則だよ・・・ ノーマルバージョンを聞いていてもつい目頭が熱くなるので困る しかし航はかっこいいなぁ。エロゲ主人公としては頭以外かなりハイスペックかと(どっかの主人公みたいだ) 対象キャラごとに恋人・兄(父親)・先輩・年下の男とスタンスがきっちり変わるのも、周囲の人間関係が構築されている丸戸シナリオらしくて良かったー

 歌う前のさえちゃんの贈る言葉でもうボロボロだったのに、歌が始まり、宮と静が手を繋いでる絵で完全に死んだ。航は多方面で能力高めですし、作品の特性上相手の問題点がよく見えてるので、上手く動けたのではないかと。歪みは多いキャラですが……彼の書く作品はいつもホームコメディ的なので、役割はキッチリ分担されている。そんな貴方に 『ままらぶ』 。

この青空に約束を−」は、非常によいバランスで作られていますね。 シナリオ・音楽・グラフィック・演出・システムが絶妙。 ここ最近の戯画はひじょーにやりおるわい。 ただ、ショコラ・パルフェ・こんにゃく並の作品を続ける事が、大変だと思う。 頑張れ戯画よ。 最後にさえちゃん・凜奈はガチでかわいい。

 凜奈はガチで可愛い、さえちゃんはガチでダメ可愛い、これ常識。一部のグラフィックについて以外 (静……さえちゃん……) は同意です。戯画は地雷&良作博打の印象が少しずつ薄れつつありますが、最近はリメイクが多すぎだと思うぜ。10の凡作より1の傑作を望むユーザー達。それじゃ食えない作り手達。

こんにゃくの絵
ぶっちゃけゲーム中の全CG中、最高のCGは立ち絵だと思(ry
通常会話シーンではころころ変わる差分を見てるだけでニヤニヤできるのにイベントCGになると…その…なんだ…許せ。

 ちょwww真実wwww ああでも、静エンドの成長した静とか、会長エンドの満面の笑みとか、気合いが入っているであろう集合系とか、 「約束の日」 のムービーの絵とか、時に素晴らしいのが何とも悔しいな。表情を捉えるのは上手いですよね……塗りは方向性を変えた方が良いと思う。塗りだけなら、個人的には 『ショコラ』 が好きだ。

こんにゃく、里伽子レベルの衝撃はないかなーと油断してたトコにつぐみ寮の取り壊された風景を最後に見て、かなりがっくりと落ち込んだ私が居ます〜。 真ヒロインはつぐみ寮だったんだよっ!!(マテ それは兎も角、何故にハーレムルートが無いのじゃろう。そして航骨折期間のお風呂イベントが、がー、がー、がー……。 当番制だなんて凄く美味しそうなイベントだったのに〜! イベントモードはパルフェやショコラにも欲しいっすw なんて便利なんだ。

 真ヒロインはつぐみ寮、というのは今回の感想と共通してますね。ハーレムやっちゃうと 「約束の日」 の感動半減だからw 一章最後の夜に登場したヒロインだけ、当番の日を描写するのはアリかも。イベントモード付き、真子さやかシナリオ完全書き直しの 「Re: ショコラRe-Order」 発売希望。 (えー

こんにゃくはサウンドも良かった気がします。
勢いあまって2曲ほど歌詞をつけてしまったわけですが。

あとやっぱり、さよならのかわりには危険です。
いい加減電車の中で聞きながら泣きそうになるのはやめたいと思う('A`)

ところで、海己ルートで沙衣ちゃんの言った
「教師を笑うものは教師に泣く」との言葉が、
まさかこっち側で現実になろうとは思ってもみなかったです。

 あるあるw 東方シリーズなんかでは思わず歌詞を付けちゃう、みたいなことはありますが今回もちょっとその衝動が。今回のサウンドはシリーズの中でもガチだったと思いますよ。さえちゃんは……笑われてこそさえちゃんかも。

 こんにゃくは、惜しむらくは茜シナリオでの、つぐみ寮壊したあとの観光開発で、そんな派手に無駄な開発するのはいつのバブル時代かと小一時間説教したくなったのは… 社会に出て年取ったんだな漏れがorz つぐみ寮だけでなく南栄生島自体壊す大事態になって、航が立ち上がるって言う話に持って行きたいのは分かるけど。

 時代設定的には昭和でも良かったと思うんですけどね。戯画としての作品の繋がりがあるし、携帯電話使っちゃってるからなぁ。誰かによる述懐と言いましたとおり、彼らにとっては過去の話にも見える。 個人的には南栄生島まで範囲を広げちゃうのを最後のルートでやるか? と思いました。なんかこう、そういう "正義" を求めていたワケじゃない、というか。

>個人的には不要と感じられるこのシナリオに
 たしかにこの位置に茜シナリオがあるのがおかしい!!
なんか違和感があったのには過去作でチロルを
うまい緩衝材という役割を用意したのに、
(その次の香奈子シナリオでの昇華もいい)
今回はラストにもってきた。
しかしそこまでの引っ張る器(not魅力)ではなかったということだろうか。
あとガイドライン乙でした。

 今回はつぐみ寮で展開される話なのに、あそこで茜が出てくるのはちょっと。宮シナリオ以外でもっと 「南栄生島」 という一段階上位の存在をしっかり描写しておけば違ったかも。香奈子さんは翠まで踏み台にしやがったからなぁ。俺の中ではショコラのメインヒロインはキモウトすずと翠なんだよ! さやか? 真子? 誰それ。

奈緒子は、かすりさんが混じっているように感じるのは私だけ?からかい方とノリの良さで。少々Sっ気がありますが。

 少々、なのか? それはともかく会長は 『ままらぶ』 のかおりさんに通じるものがある。ヒモにしちゃう程の甘やかし具合とか。

>こんにゃくは 『パルフェ』 と比べるより 『ままらぶ』 と比べる方が良いと思う
それ凄い言い得て妙。丸戸作品ではパルフェは異質なんだってば。

 今回の感想では、あんまり過去作のネタバレするのもアレだったので比較は控えました。 『パルフェ』 の里伽子シナリオはは本人も 「痛すぎるのはあんまり書かない」 と言ってましたからね。こんにゃく好きなら 『ままらぶ』 は絶対楽しいはず。まぁあっちも一部の絵が (ry 俺は嫌いではないです、ヤマびっこ先生の絵。

 パルフェこの青空に約束を―の年齢順にすると 恵麻、かすり、里伽子、仁、由飛、玲愛、明日香。 そして、 沙衣里、奈緒子、海己、航、凛奈、宮穂、静。 ちなみにこんにゃくメンバーは説明書などに誕生日が記載されているので。 かなり狙った配役だと思いません? 個人的には茜ルートは好きなのですが。 航が成長した感があるので。あの後、家族計画のように みんなで資金を出し合って〜な展開を想像したりしてますが。 しかし茜は不憫だよね。あんなに分かりやすくスキスキ言っているのに相手にされてないんだから。

 そう見ると良く考えられてますね。 (典型的なキャラ作りによるモノもあるのでしょうけど) 茜ルートに関しては、それまで会長シナリオ以外で保護者として書かれてた航を崩しちゃうはどうかと思ったのですよ。誰とも繋がってないエンド後というのも地味に効いてて、つぐみセブンはどうしたよ? ってなっちゃう。展開の想像は色々付きますけど、他ルートの後日談でも代用できそう……茜は大好きですけどね!

>こんにゃく通常版のパケ絵
また絵柄が変わった?
それにしても茜はスタッフ、ユーザー両方に気に入られてるよね
パケ絵、真ん中に航がいるべきだけど流石に無理か
主人公の顔が前面に出たエロゲって中々ないよね‥

 急に眉毛が濃くなった……いい加減安定してくれw でも絵柄云々より常時このパケ絵くらいの気力と丁寧さを維持してほしい。この絵なら普通に可愛いのだから、それだけで充分です。
 茜はそりゃあのキャラなら愛されるっしょw ところで作品ページの茜が冷やし中華を投げようとしてる風に見える件。標的は当然航だが、避けた後ろではお約束のように宮が逃げ遅れて直撃。そういう運命だ。

キャラとしてはさえちゃんに完全にやられてしまったんですが 中の人力(なかのひとぢから)は会長が最強だったと。 まぁアレです。某宇宙人ハーレムアニメ世代としては 致し方なしかと。 でもね。 エレクチオンしないんですよね。 不思議フシギ。

 またさえちゃんかよw 皆様分かってらっしゃる。会長はベテランだけあって、ヒロインとしても脇役としても上手かったデスね。エロシーンは何処の熟女かって話ですけど。これでこの作品に海原エレナが出てたらこれなんて樹雷? とか (以下表と裏の境界につき検閲

この青空に約束を、のMYBESTシーンは海己とのことを報告しにいってばーちゃんに反対されるところですかね。EDでもなくクライマックスでもなくなぜかあのシーンが強く印象に・・・。別にそういった実体験があるわけでもないんですが、あそこが一番だと思います。海己を最後に残してたせいかもしれませんが。他のシーンももちろん好きですけどね。やっぱり丸戸さんはすげぇ。(でもパルフェの玲愛のほうがすきなのですが) あとは細かな元ネタがちりばめられてるのが面白かったです。(海岸でゴールは縁起が悪い、とか) しかしショコラ・パルフェと続いてなぜ声優がBESTとは言い難い(個人的に)気がしないでもないんだろう・・・。日常シーンはいいと思うんですけどね。PS2とかの移植物ならまったく問題なし(個人的に)なんだけど。でも移植だとやっぱりどこかで見たような声優さんが並ぶんでしょうね。気が早いですかね。 というか長すぎました。ぜんぜん『一言』フォームじゃねぇや。

 なかなかマニアック。個人的にベストシーンはさえちゃんシナリオの灯台シーンかも。あれはひどい。(褒め言葉) 感動的なシーンでもネタを忘れない辺りは賛否ありそうですけど。 声優、ダメでしたかね? 相当ベテラン揃いで安定してたと思うんですが…… この位の長さなら全然構いませんよー。

こんにゃく感想乙です。OPの解釈は目から鱗でした。 この作品、支持者の間でも、意見が割れていて面白いですね。「パルフェ」が、ほぼ「キャラの玲愛、シナリオの里伽子」でまとまっていたのと好対照です。(私はキャラとしても里伽子の方が好きですが(^^;)  今回丸戸さんは、個別シナリオをわざと抑え目にしたんじゃないかな、と勘ぐっています。「約束の日」を優先に全体構成を作ったんじゃないかと。少なくとも、まず思いついたシーンは「約束の日」だったみたいです。(http://cherryparfait.web.fc2.com/konnyakureview.html参照。FiRSTRoNさんのこんにゃく特設リンクより) ちなみに私は、海己・凛奈・さえちゃんシナリオが良くて、会長・宮・静シナリオがダメでした。(あくまで私内丸戸さん特設基準。標準はとっくにクリア)でも、脇役だと会長も宮も静も輝くんですよね。特に宮は丸戸さんにしても動かしやすかったキャラじゃないかと。重要なシーンでは、まず宮から入ってますから。 なお、「茜シナリオ」は私は有りです。伏線回収して、なおかつストーリーに入れるには、あの位置しかないかと。「約束の日」の余韻を残すために、他シナリオ以上に短く、「文間を読む」必要のあるシナリオになったのも致し方ないと思います。VFBかRe-での補完を密かに期待しているのですが(^^;) 以上、長めかつ遅い感想で申し訳ないですが、こんなところで。
 P.S. CVは順にゃんと南おねえさんを堪能しました。さえちゃんと海己も良かったですね。大御所二人は、どうしても声に濁りが入ってる感じで・・・演技はうまいし、耐えられないほどではないんですけどね・・・(特に凛奈の方は、私は「顔のない月」の鈴奈のイメージが強いので、少しがっかりしました(^^;)

 彼らは我が強いから、評価が分かれるのでしょうね。個別を押さえたというか、別れの全てをいわばコンセプトイベントとも言うべき 「約束の日」 に集約させて、個別シナリオには個人の問題と成長だけを入れ込んだ構造って感じかな? だからキャラ差もいつもよりは少ない。 (いつもより、ね) しかし丸戸先生もベタな話を思いつきよるのう。それもココまで味付けたことに感服しますが。
 宮はツッコミ・ボケ・便利屋・ヒロインと何でもこなせる万能選手。会長とか静は特に評価が分かれるなぁ。会長シナリオは上手かったと思うけど、主なファン層とは合致しなかったか。海己はあの根暗な性質がダメな人は無理かも。万人受けは凜奈とさえちゃん? 伏線はほったらかしでも良かったと思います……そういうのが重要になる作品には見えませんし。
 CVはまぁ、個人的に凜奈の中の人が好きなのでその辺はファン補正を。1年生コンビのガチさ加減はすげえ。

この青空に約束を─」、前作「パルフェ」に比べてちと弱いかなぁ、なんて思ってたのですが
さにあらん、羽山海己という存在が全てにおいて根底にあるという事を知れば、ほら「パルフェ」同様に丸戸氏の術中に。
だからこそ、「約束」の部分を海己シナリオで強調されてた意味があるんですね。いや、やっぱりすごいわ。逢わせ石は単なるフェイクで、真実はいつもそばに居る人だった、と。
こんな感想を、急に思い立って驚いたりしてました。いや、気づくの遅いって…。

 答えの探し方に関しては、いつも面白い落とし処を用意してますよね。玲愛と里伽子然り。彼のシナリオの場合、恋愛関係に至るのが困難なヒロインほどシナリオが燃えに燃えて、結果評価が高くなる。しかも根暗少女大好きな彼ですから、海己はジャストミート。

「この青」感想に一言〜。
> おそらく、なんだけど。
> この作品は誰かが述懐した物語だ。
全ヒロインの、ということですね。それぞれが航とみんなと過ごした「青春」の物語。
…青いなぁ。

 「青い、青いですよ…青春ですよ〜!」 (宮) ってところですか? 流石に10回位読むとセリフも覚えます。

こんにゃく、フルコンプ致しました。 ラストの合唱や個々のシナリオの挿入歌のシーンでは 涙腺が緩みっぱなしでした。 唯、もう本当に航の父親と海己の母親の駆け落ちの件だけは本気で吐き気がしましたよ( ;´・ω・`)人(´・ω・`; ) あ、後、さえちゃんは今すぐ私だけの担任に(ry

 先生なら歓迎だけど、上司だったらヤだなぁw 駆け落ちにはある意味の皮肉が込められているんじゃないでしょうか。彼らつぐみ寮生達の戦いへの、エゴを通す戦いへの。だから海己シナリオでは全てを改変しようとしたし、凜奈シナリオでは世界との折り合いを付けた。

 『この青空に約束を』ですが、個人的には丸戸初のはずれでした。
さえちゃんはかなりよかったんですけど、トータルでみるとどうも・・・敗因ははっきりしてるんですよ。海己と航がうざかっった、これにつきます。
香奈子さんも病的ではあったんですけど、海己は超えてはならない一線を超えてしまった感がどうにもぬぐえません。

 海己は普通に病気です。 (香奈子さんもですが) 航は性能は高いけど、星野の家のことや会長とのことで相当歪な人間像になってる。この二人がくっついちゃうと世界まで歪ませてしまう……それが魅力でもあるとは思いますが、人は選ぶでしょう。ああ、一部では航がモテキャラだからムカつくって意見もありましたね。言いがかりだw

「さよならのかわりに」は大咲美和さんのも含め、色々なヴァージョンがありますが、クリアした人間としては(Chorus. Ver)以上のものはありえねえ! なんでサントラ未収録かなあ

 あの曲は単体で聴き倒すなんて勿体ないことしない方がいい、ってことじゃないですかね。思い出すときには 「約束の日」 と共に、あの輝かしい日々と共に、ってことじゃないかな、と。

こんにゃく感想、ご苦労様でした。 読んでる途中に思いだして泣きかけたり。 こんな感慨深い思いにさせてくれるゲームも久しぶりでした。 では、イベントモード行ってきます。

 そう、この作品は音楽とか聞くと思い出し泣きしそうになる。海己じゃないんだからさw イベントモードは非常にお世話になりました。初代のショコラにイベントモード搭載パッチとか出しませんか。

この青空に約束を―』 感想読みました。
 このゲーム以外の感想もそうなのですが、読了後とてもスッキリします。
>成長した姿を見ても不思議と残念な気持ちにはなりませんでした。
 自分もロ○コンなんですが、同じように感じました。 (北都南とロリという素晴らしい組み合わせであるにも拘らず)
>これだけ素敵なキャラが揃ってる作品の中でも、群を抜いて最高なこのダメ教師。
 プレイ前は捨てキャラだと思っていたのに……今では好きなヒロインが、さえちゃんトップで凜奈が二番、静と宮が同着三位。
>俺の中でこの作品は凜奈シナリオから繋がる 「約束の日」 で終わってます。茜シナリオがなければ完璧だったのになぁ……ただそれが残念。
 全く以て同意。茜は好きなだけに残念。

 静は北都南以外には無理な役でしたね。口ぶりに幼げな甘さを遺しつつ、声は女性らしくなっていく途中で……という変化を付けられる声優さんはなかなかおりませぬ。
 さえちゃんは自分も捨てキャラだと思ってましたよ。まさかあんなグダグダな話を真面目にやってくれるとは。順番はあまりありませんが、さえちゃんと凜奈と静と宮と茜と隆史さんは特に好きですよ?

>しかし会長は黒髪ロングって要素を感じさせない黒さ……なるほど髪の色は腹の中の色だったのか。
ちょ、それは禁句www
音楽か…やっぱりその作品にあってれば良いですよ。全体的にオルゴール系は精神的に厳しいものがありますが。…もちろんいい意味でですよ? こんにゃくなら『Through the Dark』が一番好きかな(ボーカル曲インスト系は除いて)。もちろんマラソン大会とセットで。 しかし、さくらんぼキッスにはロイヤルミルクティー吹いた。

 名場面で掛かる曲を除いたら、 「SAE-Chan's Staccato」 が好きかも。さえちゃんの歩みはどう考えてもスタッカートなんて歯切れの良いものでは無いですけどw 過去作のネタは信者サーヴィス。 「小鳥のダンス」 も驚いたなぁ。

くあぁ、間に合わなかった〜。
いや、感想が出る前に終わらせたかったんですが…結果4人。現在は静を目標としておりまする。
最近は『さよならのかわりに』の解析をしてたりするわけですよ。主に車の中で。宮が表に出てこない気がするのはほんとに気のせいなのか。
どうしても言えないから 濡れた瞳 隠してる と歌いつつ

 宮が出てこないのはどう考えても歌が下手だからです。本当にありがとうございました。
 そういえば静と海己がかなり似た声で歌ってますね。さえちゃんは普通に上手く、会長は上手いんだけどちょっと歌声が濃い。色々あって面白い曲です。

 さて、この週末の進行度を発表させてもらうよ。先に言うけど長文スマソ。

1.静終了。
北都嬢にはどうあがいても勝てないと改めて理解した。いや、あの静は反則だろ(余談だが、どうしても型月絵に見えるのは気のせいか)。
2.さえちゃん終了。
愛すべきダメダメ先生(笑)。しかもさえちゃんのくせにかっこいいし。そして元会長もかっこいい。
3.約束の日
何というか…『さよならのかわりに』で締めるのはわかってた。すでに歌を聴いている身としてはそれなりの覚悟を持って望んだ。が…
Piecesのあたりであっさりガードを崩され、そしてピアノ伴奏に入る。先に聴いて歌詞を覚えちゃったから、共に歌いましたさ(もちろん自分の声で歌をかき消すようなヘマはしない)。そしたら…
なんですかあの致死量をはるかに超える威力は。歌いながら思いっきり泣きましたよ。
この作品にはED曲というものが無いのかもしれない。というか、あの『約束の歌』をED曲とは認めない。あれはみんなの歌なんだから。そう、あくまでもED曲は『さよならのかわりに』だから。

では、最後の忘れ物を取りに行ってまいります。

そうそう、Virtu買いました?あれは必須ですよ。
ED曲がインスト曲である別の理由があったんだと思うようになりましたから。

 「約束の日」 は分かっていてもガードできない。ベタなんだけどなぁ……あの日に至るまでの下積みと、基本的な質の高さによる効果でしょう。音楽に力を入れたおかげでこの作品は素晴らしいモノになりました。
 さえちゃんと静については全面的に同意。個別シナリオであんだけグダグダになっておいて、 「約束の日」 では格好良いからさえちゃんは困った人だ。
 Virtuはそのうち実家から送られてくる予定。代引専門は面倒臭いなぁ。

茜シナリオではなく+α茜シナリオの方が良かったかも? では+の部分は誰が?と言うと『元つぐみ寮生』の キャラ。 寮解散で抜け殻になっている航を見かねて元寮生が励ます。 で、茜、隆さんによる叱咤激励と、最後は元寮生による 航への思いと、寮、巣立っていった寮生と『逢わせ石』 のことを話し立ち直らせる。 で、最後にさえちゃんを立ち直らせて寮を守る計画を立てる。 元寮生の人柄と航による島中の人につぐみ寮存続 意を唱えていく。 さえちゃんによる学園内の教頭、校長の調査。 隆さんによるサザンフィッシュでの外部からの情報収集。 茜のマシンガントークで元寮生らにつぐみ寮存続の協力要請。 元つぐみ寮生は女性で航と同年で ・両親による身を案じての退寮 ・航の逢わせ石の相手 ・ちょくちょく、つぐみ寮に顔を出している ・島全体の人気者で皆に親しまれている ・勿論、航に好意を寄せている ・茜は徹底的にサポート役 という設定。やっぱり在り来たりすぎて無理がありすぎますよね。

 うーん、やっぱりまず下地が足らないと思うんですよね、島全体に物事を波及させるには。だって海己シナリオである種のアンチ・南栄生的な考え方を示しちゃってるじゃないですか。それを上回ろうとすると……既に登場してる島の人達を巻き込むのは大いにアリ。 「約束の日」 でも一人出てくるし、宮とウィリアム・エルガーという要素を上手く使えばもっと大規模に展開できたと思います。
 ただ、それでこの作品の完成度が上がるとも思えないワケで。何処まで行っても蛇足でしかないのかも……と考えてしまいます。

紫苑みやびさんのHPの日記を見ると、一人一人最初から最後まで歌ってそれを編集したみたいです。(コーラスなども担当したとか)

 まぁ、歌には流れがありますから大体一度は通しで録るでしょう。彼女はそもそも歌い手でもありますから、コーラスで曲の下支えになってるのかも。別録りの合唱曲ってのは得てして妙な感じになってしまうのですが、バラけているのも味なのがつぐみ寮クオリティ。

こんにゃく感想、お疲れ様でした。たいへん真っ直ぐで素晴らしいレビューに感動。
微妙に泣いた(職場で)のはこの部分。
>航は海己と手を繋ぎ共に歩くのでなく、海己の先を進んで希望を見せる役割を持っていたのではないか。
大いに同意です。私見ですが、航が海己と共につぐみ寮入りした理由の大部分はコレではないかと。
ついでに言うと、4年前から奈緒子に当て馬に使われるまでの間にも、航にはこういう思いがあった。
が、当て馬の一件により「逃げが入っていた」ことを自覚し、より海己と近い場所でこういう役割を果たそうとしたのではないかと。
……むう、こないだお知らせした「構成考察」も含め、当方の見方は穿ち過ぎなのかもしれぬ。
ともかく、我々は感謝すべきです。かような素晴らしい作品に巡り会わせてくれた運命とかそういったものに。

 今回は作品自体が、自分じゃこじ開けられないほど完結してるので、もうこれは愚直にやるしかないだろうと。いつも以上に恥ずかしい文章になりました。
 航が海己に対してどうあろうとしてたのか。やっぱり喪失の恐れから抜け出せない海己のために、父親であろうとしてたんじゃないかと思うわけです。無理矢理頭を撫でてやるシーンなんかでは特に。しかし最後には 「負うた子に教えられ」 となる辺りで、海己シナリオ以外の海己の方が理想的ではないかと思うのです。
 作品を経験し、作品を自分の内側に映し出したら、その像は自分のモノです。作者のモノですらありません。だから、自分の思うやり方で作品に触れてみればいいと思うのです。眺めるだけの人もいるでしょうし、他と比較したり、無理矢理に形を変えてみても面白いかもしれません。ただ、作品が存在すること自体には常に感謝したいと思います。

『こんにゃく』の感想楽しく読ませて頂きました。 私も少し思う所があったので今回はじめてコメントを送ります。 またこれからもコメントなど書いたりするかも知れないので、よろしくお願いします。 『こんにゃく』について 茜ルートは逢わせ石の伏線を回収しつつ、航が挫折し、茜の慰めでそこから復活する 話として好きです。ただやはり『約束の日』が素晴らしすぎるので、どうしても蛇足感を 感じるのは否めませんね。あとは尺が短かったので同窓会でのつぐみ寮の面々との やりとりやじいちゃんの選挙話の結末とかがあるとよかったです(まぁこの辺は想像して 楽しめる余地を残してあるとも言えますが)  私のお気に入りキャラ順は  宮=さえちゃん>凛奈=会長(=茜)>海己=静です。とりあえず順にゃんの犬キャラと さえちゃんのダメかわいさにめっちゃ萌えました。

 逢わせ石をフェイクに使った上で最後の絵だけでしか出さないことは、約束より今の願望に忠実なつぐみセブンの性質に因るのでしょう。。尺を延ばしちゃうと余計に蛇足感が……考えれば考えるほど、何処に入れて良いのか分からなくなる。あー、コンシューマ版の追加要素としてなら違和感ないかも。そしてここでもさえちゃん。

>こんにゃくの考察
静のエピローグで感じたことなのだが、自分の名をしず・静と使い分けて、航・わたる〜と呼び名を変え、時間の流れやキャラの成長を言葉遊び的表現する。 色々な作品で使われてきてありふれた表現方法だけど、こういった表現をバランス良く表現した、この作品に作り手の情熱を感じる。
>この作品は誰かが述懐した物語だ。
>OPの段階で写真がセピアなのは、既に数年が経過しているからではないか。
「なるほど、そう至ったとらえ方が出来るのか」という感じです。 セピアからカラーへの変化を、OPの演出の一部としか考えてなかったので目から鱗ですね。 色々と長くなりそうなので、これまでにします。 レビューお疲れさまでした。感想読めて良かったなと思いますよ。 戯画には、「ありがとう」と言いたい。

 彼は言葉遊びでは上手い人ですからね。勿体つけずサラッと使う辺りも憎い。時系列に関しては 「思い出に変わる僕達を受け入れる」 みたいな空気をOP曲とムービーから感じたので。次回作もこのクオリティでお願いしたい。