行き止まりの駅から いつも海を眺めてた

フロギストン

 お久し振りです。


 仕事中に機械をバラしながらぼんやりと『放課後恋愛クラブ』『きみはぐ』『HoneyComing』なのかもしれない、と思い付く。恋愛クラブから恋愛部、そして恋愛カリキュラムへ。"正しい恋愛"みたいなモノへの憧憬が……とか無意味に発展してたら指を焼いてしまった。


 書いてなかったけど、『山椒魚戦争』『R.U.R』は既に通勤時間を使って読了済み。大変興味深く読ませてもらいました。これが20世紀前半の作品だから畏れ入る。機械技術より生命技術によって疑問を投げかける辺り、とても鋭いセンスを持っているのでしょう。とんど社会情勢と現象だけを書きながら回り込んで完成してる様に、SFを見た気がする。でもSFは1000冊読まないと語ってはいけないらしいので、止めておくことにしよう。

 やはりエロゲはリアレンジの場としては最適で、こうした名作を原点に工夫を凝らす面白さがある。原著を知ってる人間からすれば何となく腹立たしいのかも知れないけど、人も時代も移り変わるなら作品は変質して継がれていくのが普通かな。もちろん愛や成長をテーマにシンプルな物語を書くのもいいでしょうし、今あるモノを組み替えながら欲求を織り込むパズルでもいい。何でも楽しい。創作が最大限にオリジナルである必要なんて、全くこれっぽっちも無いのだから! (翻訳文っぽく読もう)


 ぱれっと『さくらシュトラッセ』樋口秀樹(Tynwald music)が参加確定。これはWHITE-LIPSフラグであり、更に鉄板度が上昇。「セイリング」のような少し明るめの曲が合うかな。樋口秀樹&WHITE-LIPSと言えば、「僕と、僕らの夏」の歌詞の中に "誓いの言葉は無かったけど 貴方はこの指に温もりを嵌めてくれた" という一節があるけど、『R.U.R.U.R』のED曲のタイトルがちょうど「誓いの言葉」になってるんですよね。偶然なんでしょうか。