Circus 『舞-HiME 運命の系統樹』 感想・考察  二人には何が出来たのだろう?

みんなには、平凡でも幸せな道を歩いて欲しいと思う……。

少し間は空いてしまいましたが。
途中からネタバレ有り、一応前提として基本的にアニメ版未見というのを頭に入れておいて下さい。




さて、まだ様子見している人へ。
アニメ版未見で大丈夫かしら?と思いつつプレイしたのですが、フタを開けてみれば「アニメ版見てたらキツいわ」という結論に至りました。死人は生き返らないし。もうとにかく容赦なく人が死にまくるので、耐性の無い人は控えた方がイイかも知れません。


アニメのゲーム化なんてどうせダメだろうという思いが無いわけではなかったンですけどね。しかしまぁ良い方向に期待を裏切ってくれました。
既に確定した物語としてのアニメが存在する状態で、また別の物語を書こうってのは相当なリスクがあったはず。(商業的な面以外でも) それをここまで読める話に仕上げられたのは、原作の良いところだけを使って後は作りたいように作ったからじゃないかなぁと思うわけです。その為には設定を変更することも厭わず、会長やアリッサなんて内面・外面のキャラ造形が全く違うし、デコやキンゲやシスター等重要でないと判断された要素はバッサリ切り捨てられた。単純に別物と言っても良い。『舞-HiME』という題材で何を書くか、という手法は一種の二次創作に近いか。そう考えれば、題材への愛が深いと拒否反応を示す辺りも似ている。
(一部キャラの立ち絵やボイスが無い件については、予算が無かっただけじゃないかと疑われていますが…低予算なのかは分からないけど、そういう選別を行ったという事実が重要。アニメ版の要素についてはWeb上で色々と勉強しました)


じゃあ何を書きたかったかと言えば、やっぱり命の重さと覚悟の重さってことになる。
バトル物で命だの覚悟だのってのは語り尽くされているじゃないかって話もありますが、この作品が面白いのはその容赦の無さと明快さ。媛星を帰すという大きな目的そのものは単純だし、それぞれに闘う理由も分かりやすい。凪が言う通り彼女達は「闘うしかない」限定的状況に身を置いてる訳で、周りが口を出すこと出来ない。(そう、主人公である恭司でさえ口出しする資格が無い) 制限的ルールの正面切った闘い、その上で絞ったテーマをやりきる辺りが好感触でした。中原がインタビューで言ってた通り、アニメ版を見た人は「舞-HiMEにはこういう見方もあるんだー」と思うのでしょう。


ゲームとしてみると造りは結構粗い。
イベントCGは長さの割にかなり少ないし、ロード長いし、スキップ遅い&使いづらいし、基本性能は低め。こういうゲームの開発は慣れてるはずなのに。まぁしかし中の人の好演と音楽の素晴らしさでかなりカバーしているような感じはあります。限定版は買ってないので分かりませんが、こんなに面白いなら買えば良かったとちょっと後悔。


以下少しネタバレ。
エンディングテーマがまた良い味出してるんだよなぁ。「誰を信じたとか いいよ、今はもう」「ふたりには何ができたのだろう? 求め合う以外に」「会いたいよ すぐに いつもの場所で 探してしまうけど」と、想い人を失ったHiME達のことを考えると切ない。深優を失った恭司、アリッサを失った深優、なつきを失った静留、母を失ったなつき、拓海を失った舞衣・・・とにかく喪失感が充実感を絶対的に上回る星詠の舞においてこの歌は鎮魂歌である、と思う訳です。
当然オープニングテーマもこの闘いを忠実に示していて、特に命シナリオや朔夜シナリオに強く対応してる。日常で見せる妹のような顔、闘いで見せる殺戮者としての顔。正直OPの素晴らしさで買ってしまった人も多いんじゃないかなぁ。流石はALI PROJECTってことで。ただゲーム収録版の「阿修羅姫」はCD版と雰囲気が違う。ちょっと曲が遅くなったり音が減ったりしてる? 何故元のまま使わなかったんだろう。


以下クリア順に個別シナリオ関連。重度のネタバレ有り。
元々良い方向に分かりやすい話ですから、心情的には語ることも無いと思うんですけどね。闘いのシステムや設定に関わるところの補足等々。



・命シナリオ(想い人:神崎黎人(兄)、自分のルートでは最後だけ恭司)

くれるのか!?

二人の兄に揺れる心と闘う意義、誕生の秘密。あらゆる意味で星詠の舞の被害者。
彼女のシナリオを追うことで、運命の系統樹における設定の多くを読み取ることが出来ます。このルートでは基本的に神崎(一番地)が仕切っている通りに事が進んだ以上当たり前か。最初にやったのはある意味正解。
すがるモノが兄しか居なくて最終的には兄にも裏切られる不幸な少女ですが、書き手側に愛を持って描かれていると言いますか、とにかくイベントで見せる色んな側面が可愛らしい。(アニメ版の扱いから一番昇格したと言ってもイイらしい) だからこそ彼女を救いたいと思うし、恭司もその通りに行動するのですが…碧ちゃん、教授、舞衣の犠牲を以てしても、神崎との最終決戦に至るまで彼女を救うことは出来ませんでした。この辺は朔夜と共通してるかな?

私は、この絆のために闘う!

彼女のチャイルド・スサノオのアイデアは実に素晴らしいと思った。ツカ形のエレメントに刃形のチャイルドってのは発動シーンと相まって格好良く。(個人的な話をすれば新生デュランの次位にね) ただ充分な活躍の機会が貰えなくて不憫かな、と思います。本来は神崎みたいな小悪党と闘う為の力じゃない。スサノオという超神話級の神の名を冠したチャイルドは、カグツチと比べても劣らないはずなんだ。
そのスサノオだけど、あのラストシーンで覚醒したって事は「恭司と命のチャイルド」なんだろう。結局命を利用する立場にある兄との間にはチャイルドは出来なかったか、弥勒によって抑制されていたか。後述する弥勒と草薙及びイザナギイザナミの関係性からすれば、弥勒が仏教伝来以前の文化要素である草薙とスサノオの前に破れた(実際は草薙によって折られる)事実は 『舞-HiME 運命の系統樹』 という作品そのものを象徴しているのかも。
(そして星詠みの舞が陽巫女の作り出した本来の形式に戻ったことも同義。主人公が教師なのは「HiME達を妹として見るため」と言う意見があって、高村恭司のモチーフである小野篁のエピソードが絡み合っている。)

ようやく見つけたぞ、私のもう一人の兄上!

エンディングは妙にあっさりしてましたが、命はもう何もかも忘れて生きていった方が良いのかも知れません。星詠の舞に関する要素しか人生において与えられなかった命は、この闘いを通して唯一恭司という大切なモノを得たことになる。なら、恭司と一緒ならどこでも生きていけるじゃないかと思うのでした。それに彼女は他のメインキャラに比べて一段と若い。リセットの効果は高いはずだ。新天地・初音島(エンディングの雰囲気からするに間違いない)で頑張って下さい。



・なつきシナリオ(想い人:玖我紗江子(母)、自分のルートでは途中から恭司)

今のは確かにあいつのエレメントである二丁拳銃の悲鳴だった。
――いつも、悲しい声で弾を撃つ、あの。

ゲーム版GoodEND。ツンデレの見本。
ギャルゲ的ツンデレ要素と設定が充分に生かされたシナリオに、ゲーム版では一番評価が高い印象。(ごく個人的には千葉紗子の熱演という要素も大きい。泣きも叫びも素晴らしかった) ある程度冷静な立場の者同士が情報を交換し合い、事態を何とか納めようとする辺りは各人上手く立ち回れているシナリオかな、と。彼女の生い立ちというかHiMEに覚醒した理由も命並に悲惨な話であるし、母・静留シアーズ・一番地・星詠の舞のシステム等のたくさんの要素が上手に絡み合っている。何よりイイ子や、デュランも静留もなつきも…


水晶宮に居た静留に追いついた時点で、残るHiMEは舞衣・命だ。静留が全てを蹴散らすか、静留が死ぬか。静留はこの時点で神崎を倒したと思い、それにより舞衣と命が無力化出来ていると信じている。静留が死ぬと清姫がオーファン化する。つまりなつきがHiMEじゃないと殺されてしまう。だからなつきがギリギリHiMEである状態を見た静留が採るべき手段は、一刻も早く自分が死んで清姫を倒させるしかないと思った。オーファン化したチャイルドは弱る(特に静留の場合、覚悟してから死ぬと思うので)という推測があったんじゃないかな。本当はなつきが普通にHiMEの状態の時に自分が死に、清姫を倒させるシナリオだったはず。結局神崎は死んでいないし、清姫が耐えきれずすぐにオーファン化した事実を見れば、彼女の思い遣りは何も起こせなかった事になってしまうけど…「全部……。始まる前から、終わってたんや」と言う台詞が哀しすぎる。それとも清姫は攻撃してみせることでなつきの覚醒を促したのか。それが静留の厳しい優しさだと思えば、途中で攻撃を止めたのも分かる。そう信じた方が静留が救われる。
母と静留の愛に守られていた事に気付き、でも全てが手遅れで、それでもまだ支えてくれる人がいる。彼女はとても不幸だがその中で良く戦ったし、それによって大切な人と共に生きられるようになった。完全なハッピーエンドではないんだが、『舞-HiME 運命の系統樹』の中では一番犠牲者が少なく幸せの総量が多いエンディングだと思いました。星詠の舞のような悲劇は、幸せの総量ぐらいでしか意味を測れないよ。

『想い、想われた者たちを祀る』

ラストバトル辺りはむしろ、ここまで来たら悲劇に終わる訳が無い!と安心して読めました。ナギを解放して、カグツチを託して、泣いて、笑って。300年後のことは分からないけど今の幸せを忘れない、って姿勢は話が大きくなりすぎないで良かった。うん、良かった。

は、早くキスしろ!

ていうかなつきホントに大好き。これだけでもうプレイして良かったと思います。
全編良かったんだけど、何より気持ちが盛り上がる山場が多かった! 母との二度目の死別と託された形見、なつきを守る為に蘇ったデュラン、なつきの為の静留の覚悟と静留の為のなつきの赦し、静留の死を乗り越えて得た大切な人、最後には守ることを知るなつき。何度繰り返し読んでも耐性が出来なくてテキスト確認が大変でした。シナリオ単体で見るなら現状今年のベストシナリオになるんじゃないかな。




・深優シナリオ(想い人:自分のルートでは恭司、それ以外ではHiMEではない)

私は、守る為に闘いたい

舞-HiME外伝。結局あっという間に無力化されてしまったシアーズについての。
なんだろう、この切ないシナリオは。本当に具体的な救いの無い話。このルートならアリッサちゃんは死なないのかな?とか思ったのですが甘かった。アリッサちゃんが死んでからが本編であり、星詠の舞自体も重要性が下がる。このシナリオは、人を模して造られた存在が深優という個を獲得する物語。


深優の場合アリッサの死から「死者を想い、報いる」という心理的に高度な選択肢を採るが、その時点でかなりの完成度を持っていると思っていいでしょうね。深優がHiMEに覚醒した時点で彼女のココロの中にアリッサの死があり、これ以上大切な人を死なせたくない想いになり恭司を想い人とした。彼女のチャイルド・カマエルがかなり強いのは二人分の大切な想いがあるから。そしてそれが彼女のココロの全てだから。

でも、結局のところ、人間は大切なものにキスをすることしかできないのだ。

シナリオの流れとしてはシアーズの計画が失敗するところから、シアーズ内部構造の変化、それによるシアーズ一派の分解、量産型アリッサとの対決と完全に外伝的要素。それでも深優シナリオが重要なのは、深優が恭司の想いと共に戦っているから。恭司の「守る為にだけ闘う」という意志を誰より強くココロに持っている。
彼女は目的を持ったアンドロイドであり形成要素が単純である。少ない要素の中から人格を獲得したものだから、不純物の少ないココロを得ることができたのかなぁ、とか。(複雑化の果てにココロを持つロボットの話とは違うって話ね。) かつてマルチ全盛の頃にアンチ・マルチ派閥であった自分が深優を好むというのは不思議な話ではあるけど、外伝的な小さくまとまった話だから好きになれた感じはあるかも知れない。

あなたに、なにか守りたいものや、いつまでも忘れたくないものが、あるの?

カマエルの召還シーンは実に美しい。力強さではスサノオメタトロンかと思いますが、カマエルはエレガントだ。それは神ではなく天使だからなのか、深優がアンドロイドで純粋なココロを持っているからなのか。メタトロンサンダルフォンは双子の天使、というアリッサへの仕込みも面白かった。エンディングでは何も残らなかったようであり、それでも未来への予感がある。




・朔夜シナリオ(想い人:天河諭(父)、自分のルートでは恭司)

……お兄ちゃんのためだよ

恭司=小野篁という元ネタからすればメインヒロインでもおかしくないのに。
そう、前述の恭司が口を出す資格云々について、朔夜ルートだけは問題なく関われるんですよね。彼自身が最初から朔夜に想われているんだから。なのに恭司は相変わらずの傍観者ポジションで何となく消化不良感はあります。もっとやれることがあったんじゃないか、とか。それは全て幻想である理由も以下に書いてますが…


このルートは覚悟を示す。中盤で追い込まれた朔夜は「お兄ちゃんのために全員殺す」と覚悟を決めて、それを確実に実行してしまう。彼女が覚悟した内容について恭司は止めようとするんだけど結局それは完遂されてしまう。星詠の舞という戦場での覚悟が如何に固いか、恭司が最後まで朔夜の覚悟を止められないというシナリオによって証明した。

でもね、闘いをやめることはできないの……

その覚悟も最後には命の重さによって潰されてしまいます。殺しを含めた強い覚悟で勝利したのに、封印を望まないと自分を保つことが出来ないというのが皮肉というか何というか。恭司が彼女を止めきれなかったのは命を賭けられなかったからで、絶対に止めたいなら自ら死ぬほか無かった。しかしもしそうなっても幸せになりきれなかったであろう朔夜は、製作者によって『舞-HiME』という重い素材の全ての暗部を背負わされてしまっていた。守る為に激情のまま殺し、そして崩壊するのは予定調和。元々アニメのキャライメージがある他の人間には出来なかった「普通の少女が闘いに巻き込まれねじ曲げられてしまう役」を演じる最後の仕事。せめて恭司と二人で、三百年間幸せに生きてくれればと思う。
(アニメ版ではこれは舞衣の役になるのかな? しかしいくら裏返るとは言っても、朔夜のように積極的且つ徹底的に虐殺は出来なかったでしょう。誰の声も聴かずHiMEを殺して回る朔夜には軽く恐怖を覚えました。)

俺は、朔夜を救わねばならない。

ただ問題は…あまりに典型的妹キャラの属性付けがなされて実に鬱陶しいキャラになってたところかな。お兄ちゃんという呼び方、変な口癖、ピンク髪、ドジ、あらゆる要素が神経を逆撫で。正にキモウトの名に相応しいキャラ、こいつを作り出したゲーム版オリジナルスタッフは全部分かってやってるのかと思うとホント恐ろしいわ。



・舞衣シナリオ(想い人:鴇羽拓海(弟)、自分のルートでは途中から恭司、一部ルートでは途中から神崎黎人?)

あたしは運命に立ち向かおうと思う

命の絆。続いていく運命の系統樹
ただの弟想いの女の子であり、それは最後の最後まで崩れなかった。朔夜は恭司が居ても(或いは恭司への想いが真っ直ぐすぎる故に)自分の暴走を止められなかったけど、彼女の場合は一番大切な人を途中で失っているから最後まで理性を保てた。そんな舞衣がカグツチを召還するとは、返す返すも何という皮肉だろう。まぁ、それは、彼女の想い人が弟であったことが大きな要素だとは思うけれど。(元々カグツチは陽巫女が弟・ナギを犠牲にして生まれたチャイルドだから)

私、拓海のことなんにもわかってなかった

かといって彼女はメインヒロインって感じでもないんだよな。闘いをほとんどしていない所為か、星詠の舞に参加していた印象は薄い。しかし彼女の血統の力とカグツチ、上で述べたような要素が絡み合って最終的に全てを解決する鍵になる。その辺の言葉は真白ちゃん達を信じるしかないからその通りってことにしておきます。媛星は無くなり、エンディングも好意的な解釈によれば拓海の手紙で全てを思い出し後顧の憂いなど無いハッピーエンド。問題点は、何となく自分たちの力で解決したんじゃない感じがするところですかね? なつきや命のように勝ち取った感覚がない。薄味ってだけで造りに問題があるとは思いませんが。
山場は拓海の手紙か。星詠の舞云々よりも拓海関連のイベントの方が印象深い。


舞衣という要素で考えるべきは、エレメント及びチャイルド自体は本人由来であること。(想い人によって変化しない) 彼女の場合想い人が結構変わるが(なつきや命でも同じだけど)あくまでカグツチという形態に変わりは無い。高次物質化能力を持っているのがHiMEで、チャイルドを動かすチカラも本人由来だけど、その力を出す部分を動かすトリガが想い人、そして強い能力を操る上でのペナルティが敗北時の想い人の消失または自分の死。HiME本人が死ねば想い人は死ななくて済むが、チャイルドがオーファン化して想い人を襲う。制限の多い戦場だ。
なつきシナリオでは途中神崎と良い仲になっている描写があるけど、あれほど弟想いの舞衣がまさかその程度で想い人が拓海から神崎に代わるとは思えない。かといって舞衣ルート以外では拓海が死んだ描写は無いし…ここでは「特定シナリオではいつの間にか拓海から神崎へ想い人が変化」としておく。(釈然としないが)
うーん、なつきシナリオの最後の奈緒戦を見る限り「一度HiMEとして覚醒した者が触媒を失うと次第に紋章が消え、永遠にHiMEの資格を失う」っぽい。この現象は触媒を失った時特有か? チャイルドを倒されると完全に復活出来ないようだから、前の触媒を失った時点で次の触媒に対しても強い想いを持っている場合に限って移行が行われるのかな。デュランが特別と言ってしまえばそれまでだけど、それでもいいとは思います。

先生は、あたしのこと……忘れない?

なつきや命、深優に比べると優遇されていない感じはあるものの、最後に持ってくるにはこういうシナリオの方がイイかなぁ。朔夜エンドなんて最後に持ってきた日には寝られないこと必死。こう、無茶苦茶ヘビーじゃなくても、少々大雑把でもハッピーエンドが一つはあった方がいいな、と作品全体を通して改めて実感。



・サブキャラ

ちなみに、じゅうななさいね。

碧ちゃんが中盤でやられるルートしかないってのはゆかりファンからすると辛い。しかもあまり活躍せずにやられていく…(ボリューム上無理とはいえ専用CGすらないのはどうなんだ) 高村と一緒に媛伝説を解明しつつ顎天王が大活躍するじゅうななさいルートが欲しかった! 静留はキャラ性質上無理っぽいからともかく、碧ちゃんルートと奈緒ルート、アリッサルートは余裕で実装出来るはずだ。

可愛らしくリボンの結ばれたブロンドの髪は陽の光を浴びて、柔らかな黄金色に輝いていた。

アリッサがHiMEなのは知ってたけど、まさかあんな風に死ぬとは思わなかったのでショック。
アリッサ戦中の台詞と恭司が捕獲された際の会話からするに、シアーズ弥勒による星詠の舞の存在を(詳しくは)知らない? メタトロンに電撃が効くのは半機械なんだからだろうな。アリッサはみんなまとめて始末しようとしてたけどそれは明らかに愚策で、深優と合わせて戦力が二人いるんだし基本は各個撃破。そうなれば(アリッサの自滅以外では)ほぼ確実に誰も勝てないので、ある意味あの海水浴は皆の命を救ったワケだ。アリッサちゃん贔屓の自分としては悲しいけど。

先生に抱かれて死ぬなんて、絶対にいややわ……

静留は神崎も言う通り非常に便利屋的な扱いを受けてどのルートでも死ぬ(そしてなつきも死ぬ)という何とも切なく厄介な扱いなのですが、なつきルートは彼女無しでは全く語れないので重要キャラ。彼女はもうシンプルになつきのためだけに闘っている純粋なHiMEなので強いですね。大切な人のために他人を殺すなら、彼女くらいの心の強さと非情さを徹底しないと朔夜みたいにウゼーって話になっちゃうので、彼女は凄く良いバランスで成り立ってるんだなぁと感心しました。アニメ版だともっとイカれた女らしいのですが、少なくともゲーム版の彼女はとても魅力的。

生まれてきてゴメンなさいって地面にオデコこすりつけながら、死ねよ!

奈緒…なつきシナリオで「まさかママが触媒だったなんてね」と言ってるが、なんて皮肉だろう。ひたすら悪役にされちゃって雑魚HiME以外にはやられっぱなしで、オマケシナリオでも何の救いもなく。頑張れ、奈緒超頑張れ。しかしインタビューでの南里侑香奈緒のギャップには笑うしかない。


・その他
ナギや真白は語られた以上のことは無さそう。陽巫女は思念存在なんだから今回の星詠の舞が終われば真白ちゃんから出ていく筈で、そうなれば真白ちゃん11歳攻略ルートも可能ですね! 素晴らしいわ。そしてあかねちゃん(´・ω・`)カワイソス
明らかに神崎はレベルの低い悪党なんだけど、彼を倒したくらいで一番地は壊滅してしまうらしい。結局弥勒無しではどうにもならない? 弥勒が失われたのは草薙の影響だとしてもあまりに脆い基盤。そんなのが日本を裏から操れるのだろうか。逆にシアーズは途中で手を引いた分底が見えなくて、どれだけ大きい組織なのか分かりません。まぁ重要でない要素の一つなのでそう気にしないでもOK。



以下収拾した関連ログ。

……すいません、完全版出してください orz


どのEDでも後味が良いものは無いな。
救われない連中が多すぎる。
アニメのご都合もあれはあれで有りだな、と認識を変えたよ。
放送当時は激しく微妙だと思ったんだけど。


1.アニメは大団円エンド
2.2ちゃんねるや個人のアニメ感想サイトで批判意見多かった
3.日の出が曲芸に2ちゃんねるの批判意見を参考に大団円エンドを作らないように意見した
4.プレイしたプレイヤー、悲惨なエンドに凹む奴が出てくる
5.やっぱりアニメの大団円エンドも良かったという意見が出てくる
6.DVD最終巻いっぱい売れる
まさかこんな日の出の戦略じゃないよな・・・?


どのルートでも本人が生き残るのは、顔がある奴限定でいくと碧と奈緒か?
どのルートでも絶対死ぬのが静留
本人ルート以外だと絶対死ぬのがなつき?


(舞衣ルートの)俺の解釈だと
人が死んだという事実は残っているが
7月1日からの出来事(記憶?)は無くなってしまった。
そんな中舞衣が転校してくる。そして主人公は拓海の手紙ですべてを思い出す…。
って感じでこのあと2人はガバっと抱きつくと思うんだけどどう?


ちなみにゲームオリジナルHiMEのピンクはすごいジェノサイドっぷり。
半数を自分で殺すし、HiME以外も殺してる。


サーカスの作る妹キャラは本当にどいつもキモウトだぜ


ピンクはいらない子


朔夜がダークなのはやっぱりオリキャラだからだろうな。他のメディアに出てるキャラにはやっぱりこれまで培ってきたイメージがあるからなあまりひどいことはさせられないんだろ。暗黒面を際立たせてくれるキャラは必要だったんだよ


朔夜は勝手に暴走して虐殺モードに入ったのに
そのくせ悲劇のヒロイン気取ってたのが腹立たしい


キモウトはキモイほど主人公想ってるからそのせいで強いんだよな静留みたいなものだ
だが静留のような魅力をまったく感じないのが弱点だがな


命の設定はアニメ版より納得いったなぁ。
「なんで命はエレメントがなくチャイルドがいないか」
「なぜ黒曜の君は命の《想い人》でいられるのか」
とかは結構合理的だった気がする


静留はどのルートでも死んでると思う。
なつきが死んだら絶対に後追いしてるだろう。


死者は生き返らない。ゲーム版はアニメ版に対するアンチテーゼなのかもしれないな


親友に母親殺されて、その親友は目の前で毒入り自殺。
なつき強いよな、俺だったらあかねちゃんみたいに発狂しそう


しかし、なつきと主人公をくっ付けさせるには自殺以外ないからな。
清姫が殺られればなつきが死んでしまうから、他ルートではメインキャラで唯一死にまくってるしw
結構やっかいなキャラだな会長さん。


確かに、あのなつきの子作り発言にはちょっと可哀想だと思ったw
なつきのために自殺までしたのにな、哀れだ…


>子作り発言
詳しくw


清姫を倒すために傷だらけだったデュランが
なつきの主人公への想いで完全復活、そしてなつき「私とお前の子だ」と発言
その傍らには愛してますと言って自殺した静留の死体が…


そもそもゲーム版の静留はクレイジービッチぶりがかなりをナリを潜めて
死ぬ最後まで理性的だしな。なつき愛しさで暴走してるんじゃなくて
真剣になつきの安全の為だけにHiMEを狩ってるというか。
「先生に抱かれて死ぬなんて、絶対に嫌や」とか静留らしい台詞で凄い好き。


「ミロク」ってのは刃のことで、
それを制御する剣の束「カムツカ」そのものが命のエレメント。
んで、チャイルドはそこから発生する剣状のチャイルド「スサノオ」。
ミロクを制御してる限り、命はカムツカの真の力を使えない。
イコール命のチャイルドは表に出てこないので、倒されることがない。
戦闘力そのものは命の身体能力とミロクで賄えるので、
チャイルドがいなくても特に問題ない。
ゆえに、黒曜が「想われる」には理想的なHiMEってカンジ


ぶっちゃけ言っちゃうと、
スサノオ」は主人公と命の間に生まれたチャイルドだから。
黒曜とのあいだには結局チャイルドは生まれてない。


ああ、なるほど。
上の言葉を借りるなら「子供はまだ生まれてなかった」のか。
エフェクトだけ見たけどハデだったな。


(つまりゲーム本編で大暴れしてる命は、黒曜宮に至るまでHiMEではなかったという事になるのか。序盤で舞衣がエレメントだけ出してカグツチを出してない状態と同じ。)


ゲーム命は可愛いな。個人的にはアニメより好きだ。


禿げ同。アニメより大切に描かれてる感じ。
アニメは物凄くネタキャラ&嫌われキャラになってたから余計に・・・


デュランと清姫はスゲー主人に忠実だな
オーファン化しても主人の命令を聞いてたり
暴走しまくりのツキヨミとは大違いだ


ああそうか、ミロクがクサナギを模して作られたってあれか、
仏教伝来による宗教勢力図の塗り替えのメタファーなのか。


神社の二礼四拍手一拝とか、邪馬台国ネタとか、女系社会から男系社会への以降
のメタファ(ミロクの伝来)とか、小野篁とか細かいネタは色々。


「クサナギ(神道文化)」を駆逐して、「ミロク(仏教文化)」が広まった暗喩だと思う。
実際、スタッフの誰かも「ゲームのミロクは『弥勒』です」って書いてた、日記で。


陽巫女も弥勒作った神崎家は渡来人の末裔っていってたしな


授業のカグヅチのはなし
イザナギ=凪、イザナミ=陽巫女
カグヅチを殺して(封印)して生まれた神=他のチャイルド
って感じだったんだな・・・


小野家→高村家ってのは小野篁(おののたかむら)が元ネタ。
有名な小野小町の祖父です。


初日の主人公の、じいさんとの回想シーン。
”オノガタメニフルエ”と伝えられていたみたいだけど、
”己が為”じゃなくて、”小野が為”って意味でいいのかな?


小野篁で思い出したんだが、主人公がヒロインの同級生でなく教師だったのも「すべてのヒロインを妹として見る」ためなのかなぁ。そういう説話がある元ネタなんで。


小野篁小野妹子の子孫で、その前を辿ると神話と大差ない時期の天皇の皇子。
確か、長男で武人で、弟に皇位を譲っただかなんだかした人だったはず。
まあ、天皇家に連なると言う時点で草薙との関連はあるけど、
それよりは『冥府』と関わりのある人物として選ばれたんではないかと思う。
鬼道の鬼とは幽霊の意。即ち、生と死の仲立ちをするシャーマンとの解釈が一般的だったと思うし。
まあ、彼は天才的な詩人で、風雅を競った当時の貴族の中では武を好んだ為に野狂と言われ、
冥官と呼ばれて数々の伝説を残し、更には小野小町の近親と言う事で恐らく美形、という
パーフェクト超人だから、余技でその位してても不自然ではない気もする。


会長の動向
なつきルート:HiME狩りをし、なつきの母親を殺す。なつきを最後のHiMEにするために服毒自殺。
         主を失くした清姫はオーファン化するも主人の「大人しくしとけ」という命令に従いデュランに撃破される。
         なつきは主人公はラブラブエンド。
命ルート:なつきが静留のHiME狩りを止めさせようとしてるときに命に襲われる。
      そこへなつきを助けるべく静留が現る。しかし、清姫が倒されてしまいなつき死亡。
      なつきの遺体と一緒に毒を飲んで焼身自殺。安らかな寝顔。
朔夜ルート:HiME狩りのため朔夜を襲うがツキヨミに返り討ちに合い清姫が倒される、なつき死亡。
        暴走したツキヨミが呆然とする静留を襲おうとする。なつきが死んだならうちも…。
       しかし主人公が静留を抱きかかえ助ける。
舞衣ルート:HiME狩りをして神崎と命を襲うが返り討ちに、なつき死亡。
        嗚咽を漏らし泣く静留。その後、学園を辞めて去る。
深優ルート:特に出番なし。


どのルートでもめちゃくちゃ不幸だな…。


このゲームって開発サーカスだろ?
PS2版のダカーポみたいに攻略キャラ大量にして欲しかったぜ


妹のきもさだけはどっこいだったぜ


このゲームってアニメのアフレコ終わる前に物語完成してたんかな?
なんか声優のインタビューで誰かがアニメの収録のアフレコ
終わる前にゲームの方が先に終わった言ってた。


清水愛のインタビュによると収録終了したときってまだアニメ終わってなかったんだな


そういえば、シアーズが再びむつみさんを迎え入れてるじゃね?
いまさっき、あれって、弥勒舞姫を封じて力を得た黒曜がいらんちょっかい出したシアーズに対抗姿勢見せ始めたんで彼女の重要度が増したんじゃねーかと思って、また欝度が増したよ
(ふかゆールートは会長・なつきが協力して神崎を倒そうとする → 清姫が命に真っ二つにされる → なつき死亡 → デュランオーファン化 → むつみのところへ向かう前にこれまた命に真っ二つ → 結果的にむつみ生存 っぽいね。命がデュランを始末したのは、関係ない誰かを殺させたくない気持ちからだったと思えば幾分か救われる。実際は目の前の敵に襲いかかっただけだと思うけど)


なつきルートで、最終的に命も神崎もやられて且つカグツチが暴走してる件について。個人的にアレは、なつき&恭司がナギと戦ってる間に命と神崎を舞衣&カグツチが倒して、それと同時に病院で弟が死んだと見てる。命の想い人が神崎と恭司は思ってたみたいだけど、舞衣に限ってそれはありえないでしょう。神崎じゃ弟より大切な人にはなれんだろうし、想い人が死んでもカグツチは残るみたいだし。
・・・とここまで考えて、舞衣の振る舞いが有り得ない事に気付く。カグツチが暴走=拓海が死んだと気付くだろう。或いは舞衣自身も神崎が想い人だと誤解していた?


碧ちゃん専用CGないよな(´・ω・`)
あかねはカズ死亡、会長は服毒のとき、真白は立った!とかCGあるのに


というかキャラ萌えを抜いて話として見ると舞衣ルートが一番地味というか詰まらないな。
朔夜は朔夜で舞姫のダークサイドとしてあっても良いシナリオだとは思うんだが
舞衣はスサノオ覚醒とか忠犬デュラン復活とかの見せ場つうか盛り上げドコロがまるでない感じ。ラストの陽巫女の説明も長すぎる上にあそこだけに詰め込みすぎだし。


それにしても考えてみると、なつきルートではなつきは誰も倒して無いんだよな


ああ、なつきだからな。
正直なつき対舞衣のガチ試合を一回くらいみたかったが


ほぼ皆殺しにしてた清姫を倒したからその想いもらったんじゃないのか?
オーファン化してるが


そのために静留清姫は待ってたんだもんね…


スサノオの強さがわからないからな・・・・
本人の身体能力含めるとHiME状態の深優が1番強そうだがな
エレメントは遠近両用、カマエルは飛行可能、深優自身の戦闘能力と隙がねえ


上から三人しかまだクリアしてないがちょっと聞きたいんだが、他のチャイルドを倒すと自身のチャイルドが強化される仕組みってどうなってんだ?
想いの力は水晶宮舞姫を待ってるから、想いの力を吸収してるわけではないんだよな?


チャイルドを構成しているエネルギーをチャイルドが食ってるみたい。
媛の想いの力は水晶宮に行くけど、ソレが纏めていたエネルギーは
チャイルドにって事なんじゃないかな。
まあ、朔夜ルートの暴走ツキヨミは物理的に食ったりするんだが。
だから、シアーズが手を加えたメタトロンを倒した上で、
他のチャイルドを既に吸収していた奈緒を倒した朔夜が
あんくらい強くても俺的には納得なんだが……。
碧は性格的に本気で戦えないだろうし(相手が生徒&触媒高村)、
ゲーム版の舞衣は戦闘経験ゼロな上に、
カグツチは攻撃力高すぎてああいう時間稼ぎとか取り押さえに向いてない。
主観を排すれば、筋は通っているという結論に達すると思うんだがな。


まあ仮に姫死亡でチャイルド出してなくてもオーファン化するなら、ミコトシナリオの時にデュランがオーファン化した描写が無いのは不自然だと感じてしまうわけだが
舞シナリオの時は静留が負けた時になつきは既に誰かに負けてからいいけど…


俺は凪のデュラン=特別なチャイルド発言を採用。デュランがなつきに忠実であるが故にむつみを狙うようなことはせず、静かに一人で消えていったんじゃないかと思うんだけど・・・なつきの忠犬だとするなら、きっとむつみにも危害は加えないはず


デュランは偉い子だから、なつきが悲しむようなことはしない


結論:デュランがオーファン化してもあまり強くなさそうだな…


メタトロンに対してライバル出てきてサンダルフォンだったらデモベインだなと
思ってたら本当に出てきた。
聖書系は全然興味ないのだがそういうものなんか?


メタトロンサンダルフォンはたしか双子の兄弟だと思ったが。


ゲーム版のHiMEは
舞衣・なつき・命・朔夜・奈緒・碧・会長・あかね・アリッサ(出番有る組)
インモラルシスター、秘密の忍者、でぼちんのお供のメガネ(グラフィック無し)で12人。
番外でさらに深優がHiMEに覚醒する時がある。


まぁ、凪の口ぶりからすると、媛星を還すのに12人の生贄が要るだけみたいなんで、
HiMEとかHiMEの候補自体は他にもいる可能性はけっこうある。
優花が生きてりゃ23歳、碧ちゃんと並んで年長HiMEだったわけだなぁ。


まあ最低が12人ってふかゆールートでいってたしな。


アリッサ・ふかゆーは正規のHiMEである優花の穴を埋めてるわけだよな、もともと。
っつーかよく考えたらアニメ版でも12人の中にアリッサ入ってたような。


どうも精神的に脆い部分のある子、
コントロールしやすい子ばかりを選抜してるような気がせんでもない。
一番地は全国に調査員派遣してるらしいし。


なつきエンドでいくら恋愛解禁になったとはいえ6〜7歳離れた教え子と同棲してる主人公は倫理的にもっとアレだろ。
まあなつきは家庭環境がわりと悲惨なんで半分保護者代わりなんだろうけど。


なつきEDでやってる会合には立ち直った奈緒も参加してるんだよね、ね?
高村に手出そうとしてなつきに睨まれたり、カラオケに夢中な舞衣の代わりに命の世話やいてたりするんだよな?


まぁ真白ちゃんもなつきがどんな苦しい思いをしたか知ってるからなつきと高村にはとやかく言うつもりないし
逆に全力で応援するだろうな


今日は七夕だ
  ┌─────────────────────
─┤ 攻略キャラ&CG追加の完全版が出ますように
  └─────────────────────


銀シンボル追ってたら凪が
「雑談できるのなんて人間だけだよ? 人間として
 大いに雑談を楽しみましょうよ。雑談は人間が生んだぶんーーー」
途切れた科白の続きは「文化の極みだね」なんだろうなぁ…
地味に声優つながりネタか…


朔夜は「一番普通の女の子で信念のないHiME」で
「そうゆう女の子が強い力を手に入れたらどうなるか」ってのを書きたかったらしいから
そうゆう意味じゃ間違ってはいないと思う

小野篁(おののたかむら)に関する情報は貴重でした。(参考:小野篁とは?) 神話系のネタはそこかしこに仕込まれているが、これは元題材と恭司の考古学という設定勝ちでしょう。それにしてもホントに朔夜は嫌われてるなぁ。確かにキモいが俺はそれほど嫌いじゃない。朔夜シナリオの後日談に「暇だった三百年間に培った力と技で媛星に石破ラブラブ天驚拳」ぐらいやってくれればむしろ大人気だったのに。(笑)

我が前に、メタトロ――ン!!

最後に戯言。
俺が本当に救われて欲しかったのはアリッサちゃんなんですよ。犠牲の多いこの作風に対して文句を言う気はないけど、たった一つの本筋でない短いルートでもいいから、彼女が救われて欲しいと思った。あんな子があんな風に死ななきゃならんのが一番切ないんだ。本当にもし第2弾なり追加ディスクがあるのなら、碧ちゃんルートや静留ルート実装以上にアリッサちゃんに関して何らかの救いが欲しい。

彼女はただ、無邪気だっただけなんだ……

と、コンプして切なくなっているプレイヤーが言ってましたよってことで。



チラシの裏
な、長かった。仕込みの多い作品且つ出来が良かったからいつまで書いても終わらない。全部で30KB以上もあるこの記事(これでもある程度削ったんだが)を読んでくれた人には最大限の感謝を、飛ばして最後だけ読んでる人には要約して「なつきラヴ、しかしアリッサラヴ。」と言いたい。