『ToHeart2』中途感想+α  曝く、徹底的に。

昨日は進まず、由真・愛佳・タマ姉・花梨までクリア。
そろそろまとめていかないと収拾が付かなくなりそうだから、プレイメモをベースにとりあえず思ったことを。


東京、大阪、現時点でのLeafの総力ってのは伊達じゃない!と言ったところだろうか。
あのToHeartの続編なんて企画をユーザーに受け入れてもらうには、ここまでやらなきゃダメだと。
少なくとも恋愛ものとしては前作と同じかそれ以上に感じられる。
やっぱりテーマっつーかコンセプトは「若い恋愛」なのかな。前作のあかりシナリオなんかもそうだけど、
描かれる恋愛が非常に青臭くて恥ずかしげなものばかりなんですよね。それでこそToHeart
ただ、ゲームとしては前作に遠く及ばない。(前が時代の割にしっかりしていた、とも言えるのですが)
ミニゲームは無いしテキスト速度の細かな変更も効かない、サウンドモードは無いわアルバムは見辛いわセーブもっさりし過ぎだわ
もうちょいユーザーのプレイ環境のことを考えろよって感じがどうしても取れない。その辺は大きなストレス要因。


以下はうすーくネタバレがあるかも。問題ないレベルですが隔離。


シナリオライターと絵師について。
四人のシナリオライターがそれぞれ誰のシナリオを書いているかが気になるところ。その四人ってのが
 ・三宅章介 (こみパのメインライター)
 ・む〜む〜 (別名菅宗光。うたわれるもののライター)
 ・枕流 (元アクティブ所属。ねがぼじ、HelloAgainのライター)
 ・まるいたけし (悪名高いRoutes裏シナリオ担当ライター)
であり、絵師が
 ・みつみ美里 (有名すぎて説明不要)
 ・甘露樹 (こやつも有名なので説明不要)
 ・中村毅 (前二人と同じく元F&C。ロマ剣2が懐かしい)
 ・カワタヒサシ (別名ら〜☆YOU。前作とかRoutesが代表作)
なワケです。今のところ担当を明かしておりませんが、
鍵葉板では以下のように推測されています。(真偽は不明)

みつみ : 菅(このみ)・枕流(由真)
甘露樹 : 菅(タマ姉)・枕流(愛佳)
中村   : 三宅(双子)・まるい(隠し)
河田   : 三宅(るーこ)・まるい(花梨)

個人的には大体のところ同意。しかしこの表が正しいとすれば、あのヘボい花梨シナリオを書いたのはまるいたけしって事になる。
またしてもまるい・・・ッ!! こいつはRoutesの時といい今回といい、何度我々を苦しめれば気が済むのか。
ナイスガイ・カワタ派の我々にとっては実に残念という他無い。(タマ姉シナリオもちょっとアレだしね)
少しはなぁ、キャラを可愛く見せるシナリオを枕流か永田に習って来いってんだ!
もしRoutesの皐月シナリオ級の甘いシナリオを今回花梨ルートにおいて展開出来たら、愛佳と一、二を争う人気キャラになっていただろうに。
 (惚れるきっかけになるようなイベント、意外とやきもち焼きでかまってちゃんであることを前面に押し出すキャラ立て、
   ツンデレで言うところのデレ描写などなど改善点はいくらでも)
ダメライターではない、ダメライターではないが、ユーザーがこの作品に求めているものを理解して欲しい。
言い過ぎか?もし違ったらものすごい勢いで謝罪しよう。うん。
  関連:枕流のHPかもしれない (枕流氏HP)


それぞれのシナリオについて。濃いネタバレ有りなので該当キャラ未プレイの方はご了承下さい。


現状では由真シナリオがかなり琴線に来ましたねー。
彼女の形のない悩み、漠然とした不安ってのは誰もが多分通るところで、まだまだ学生の自分としては割合親近感がある。
由真も貴明もなかなか素直じゃなくって「若いってイイなぁこんちくしょう!」と思わず悶えるところ多数。
由真がダメって人の大半は前半がタルいと言うのですが、あのじゃれ合いもやはり大切だと思うのです。
作中にもある通り「自分には何にもない」と思っている由真にとって、無条件で関係が成立するなんて信じられなかったんじゃないか。
終盤、開き直った貴明と素直になれない由真の追走劇は、実に危なっかしく、実にいとおしい。
渡り廊下のガラスをブチ抜くシーンはあまりの無茶苦茶さ加減にビックリしたけど、まぁあれくらいやってくれた方がスッキリするだろう。
エピローグの由真と貴明はパートナーって感じで非常に好感触。
後はジジイと愛佳! こいつら良い味出し過ぎ。由真ルートの愛佳もカワイイってのは本当だった。


愛佳シナリオは由真とはまた違った形で悶えまくり。
プレイヤーが悶える秘孔を知り尽くしてるライターなのか、もう転がりっぱなしですよ。そりゃあキャラ人気で一番にもなるわ。
力丸ボイスも強力な要素の一つ。この人はこういうゲームはベテランだから流石に上手い。
シナリオの方は非常に健全かつ真っ直ぐで、「二人でがんばる」後味の良いシナリオでした。
終盤に書庫が無くなる、とか妹がいるんです、とか一気に色々詰め込んでしまったところはどうかなと思ったが、
キャラ萌え的には申し分なし。そもそもコレはそういうゲームだと思う。
やっぱり愛佳と由真は同じライターが書いてるような気がする。終盤の展開の仕方が似てる感じが。


タマ姉と花梨は・・・_| ̄|○
キャラは素晴らしいんですけどね。また後編で愚痴ろう。