今日の前置き

炎のつけめん(凪@新宿)

  • ASa Project『恋愛0キロメートル』通常版発売って、パッケージ絵は実咲だけになるの!? いやまぁ実際、最後までやってみると彼女最強ですからねぇ……というわけで、『恋愛0キロメートル』コンプしました。どうしても内容が気になったんで冬の件を片付ける前に。以下ちょっとだけネタバレ注意。
  • ヒロインを酷い目に合わせる系エンターテイメントではなくヒロインが酷い系アミューズメントなんですが、個別シナリオはちょっとシリアスに振りすぎたかなぁという印象。特に乃来亜と華はもっと気楽に楽しみたかった……んですがまあ、咲耶と実咲が最初から京一を好きである以上、それを知ってる他の姉妹が京一とくっつくことについては色々と問題があるわけで。その辺を正面から処理するとマヨ姉ルートみたいになるんでしょう。あれはあれでヒドいっつーかさすがマヨ姉だぜ恋愛もグダグダだ! でもかわいい!
  • 乃来亜のキャラクタ性は好感が持てるというか、自分の外に動機を持ってああいうメンタリティを維持してるところは素敵だなと思います。あの木ノ本芸人一家で鉄砲玉を務めるだけある。乃来亜にしろ華にしろ、双子ルートで脇からつついてる時のほうが生き生きしてますね。「緊急姉妹会議」シーンでは笑い死ぬかと思った。この二人については好きな声優さんが演じてるってのもあったかなー。もりみそキャラなのに可愛くて悔しい。
  • 咲耶の態度が煮え切らない&自分から放棄したがっている上、実咲がああいう心情を抱えてることが分かってしまうと、応援したくなるのは実咲かなぁと思う。実咲も咲耶とよく似た悪徳を抱えているわけですが……その上で自分の全てを誇る、武器にする潔さが強さに繋がっているような。咲耶が京一に赦しを請うシーン(実咲ルート後半)はもう、自業自得としか思えなんだわ。
  • 印象的なのは、わりと気軽に他の家族の内情まで踏み込んじゃってるところで。正直ウザいっすよねコイツ、これはキレられても仕方ないわ、みたいな思い遣り(笑)が連発するっつーか……その不快さも含めて家族なんですかねぇ。穿った見方でしょうか。他にもメタネタを平気で使ってくるところとか、全編に渡って繊細さに欠ける感じはします。(よく引き合いに出される『ラブラブル』の、細心の注意を払って"ヒロインは可愛く立てつつ笑いも取る"スタイルを維持してるのとは正反対に見えます)
  • まあでも、あの笑いの勢いを殺すくらいなら細かいこと気にしないで駆け抜けたほうがいいですね。これからも応援していきたいところ。(乃来亜のキメキメ顔を壁紙にしつつ)