今日の前置きと『キサラギGOLD★STAR』のこと

背伸び?

 

 

さいきんtwitterでよく言及されていたキサラギGOLD★STARをコンプ。
なるほど、良いゲームですね。幼なじみが多人数(3人以上)いるゲームでは一番の良作なのではないでしょうか。

  • ホント有り難いっす。なんというか……集団としての幼なじみの距離表現が素晴らしい作品だと思うんですよね。筋立てよりも空気感を大事にしているというか。『ナツユメナギサ』が手順を重視する、とても物語的な創作だったのとは対照的に見えます。(だから、前作を好むタイプの人からは微妙な評価を受けてしまっているのかもしれないですけど) どうしようもない哀しみを描く上で、それ自体を「どうしたか」ではなくて、それを受けた彼らが「どう在るか」を中心としている。その上で幼なじみがどう機能するかを描いている。
  • 殊更に格好の良い言葉で言い募るようなことはせず、諸々の出来事についても直接的・直感的な言動を避けつつ(『ナツユメナギサ』を見る限りそういう表現が不得手ってわけではなくて、意識的に抑えてるんじゃないかと考えています)、しかし作品の明確な中心として彼ら6人の存在が感じられる。家族でも友達でもない何かであり、近づいてもどこか決定的に断絶していて、しかし離れても傍にいるような彼らは、まさに自分の考える"幼なじみ"像であったように思います。
  • 二見くんの可愛さや設定アレコレについては、現在進行形で色々と考えているところではあるのですが……続きは夏コミで出す本で、という感じでよろしくお願いいたします。(宣伝乙?