今日の前置き

アブラ多め

  • 『星空のメモリア Eternal Heart』千波の声の出演に関して。みなづき蓮は18禁引退なのか……って書いていいのそんな事情。こればっかりは製作スタッフ側では仕方ないか。スタッフ同人誌でも司田さんは千波大好きって言ってたモンなー。しかし明日歩派の自分には隙無し。人気投票三位ならそれなりに出番はあるはず。信じてるよお兄ちゃん!
  • まだまだふえるよ!
  • 少しだけ『コーラスライン』の話。エロゲはともかく演劇の話は需要がまったく無さそうなんだけど、まあ同じ創作ってことで。
  • 今回観たのは劇団四季の日本語版。去年の夏、渋谷のBunkamuraで原語+字幕版を観た上での再挑戦。
  • 四季としては特別な演目、なのかなぁ。そのワリには広告展開などの取り扱いはよくない印象。今の四季からすれば地味すぎる演目なのでしょうか。ファンタジーも歴史も英雄もない、"持たざる者たち"の物語だから。主役より前には出られないコーラスがあり、それでさえ掴めない人がいる。それぞれに夢があり、それぞれに努力していても、競争による敗者は存在する。
  • 嫌いなんですよね、この話。自分は舞台裏に属する物語(エロゲで言えば『らくえん』みたいなの)が好きで、オーディションを受ける彼らの煩悶なんかはとても興味深いと思う。でもザックとキャシーがウザい。テーマ的に必要なのは分かるんだけどウザい。四季版はザックの演技がかなり威圧的だからか、痴話喧嘩パートがとてもウザい。そうなるとやっぱり大筋では"嫌い"に分類されてしまう。舞台の場合は好悪が出やすいというか、文章作品のように感情の割り切りがきかない気がします。
  • 演技の上では……やっぱりこのお話に日本語は野暮いなあ、と思う。四季独特(?)の母音法もマイナスになってる気が。生っぽいほど意味のある演目だし、自由劇場のサイズ(500席・電通四季や春の半分以下)だったら演技の方向性を変えてもいいんじゃないかな。(四季については詳しくないのでよく分かりませんが)
  • 個人的に好きな人物は"整形美人"のヴァルかな。必死の度合いが一段違って見える。全力を尽くしたが故にポールが足を痛めるくだりも好きなんですが、その後の「What I Did for Love」がイイコちゃんすぎてどうにも。こと日本語になると、綺麗な言葉がむしろいやらしく聞こえてくる。音楽的には「I Hope I Get It」と「One」に尽きるかな。
  • いまここで夢を見て、実現のためにオーディションに来た彼らに対して「今日を最後に踊れなくなったらどうする?」と訊ねるのは……どうなんだろうね。残酷以前にあんまり意味がない気がする。
  • 総じて原語版の方がいいかなーと思いますが、こうして二つを観比べられたのはいい経験だったかも。演劇ならではの楽しみではありますね。