ぱれっと『ましろ色シンフォニー』に関するネタバレコメントレス

 ネタバレ有につき未コンプの方はご注意を。具体的には愛理→みう先輩→アンジェの順でネタバレしてます。一部コメントの再掲も。

>ましろ
保住担当の愛理とアンジェだけ終わらせましたが、保住はホント堅実な仕事しますねー
安定度なら北側すら凌いで丸戸に匹敵するレベル。個人的評価ですが

ましろ色シンフォニー良いですね。
愛理ルートを終わらせたところですがまさかこれほどまでの
超絶バカップルイチャラブゲーだったとは思いませんでした。
ライター的には「こいびとどうしですることぜんぶ」の直系に当たる、という事なんでしょうかね。
ああ、愛理に申し訳なくて次のルートがプレイできない…

>ましろ色シンフォニー
変態紳士ですけど、愛理が√入ったらダメ人間への道まっしぐらなところが可愛過ぎて
寝る前、朝の仕事行く前にリプレイする習慣がついて
電車の中は常ににやけ顔で危ないです。
あと4人ともなんだ淫乱すぎると思うんだ、特にアンジェと先輩。

 自分は最後にプレイしました。先にやると愛理に申し訳なくて他のルートがプレイできなくなると聞いて。激甘であることは認識していたし充分備えて突貫したつもりだったんですが、愛理が新吾を意識しはじめる辺りでやられました。「来週さん、来週さん、早く来て、あいつに会わせてよ……」を皮切りに「迷惑な訳ない、逆、逆よぅ、逆なの……」「あたしを、あなたに慣らしていって」「一緒に恥ずかしがれてるの、嬉しい……」とかもう!
 それでいて"どうしてこうなった!?"という感じは全然無くてですね、そこが本当によく出来てると思うんです。双方がじりじりと近づいていって、ある距離から一気にお互いの重力で引き合っていく様は"もうはんぶん"というテーマに忠実。愛理だけでも新吾だけでもなく、二人だから見つめていたいと思わせる。実はこの『ましろ色シンフォニー』、かなりコンセプティブな作品のように見えます。
 愛理の新吾への依存度が相当強いので、案外好き嫌いが出るかも。自分はバカップル鑑賞が大好きなので愛理ルートも大好きですが。お前ら一生やってろばーかばーか!って言いたくなる。この点、愛理とアンジェの物語の間では自律と依存のトレードオフが行われていると勝手に思ってます。同じ保住さんが書いてるようですし、似ているようで対極に配置されているのかもしれません。
 

ましろ色シンフォニーいいですなホント。
まだみう先輩しか終わってないんすがプレイしてて快適と言いましょうか。サブも含めて上手くキャラを配置できてるなと。新吾のこの娘と付き合いたいって気持ちをよく描けてると思います。
先輩ルートは紗凪と人妻最高wFD要求しちゃいたくなるくらいにw
みう先輩&ぱんにゃで癒し効果も完備な良い話でした。
感想みてると野良メイドもよさげですね〜。

ましろ色で一押しは“低身長巨乳パイパンタテスジ”みう先輩 一択で。
彼女のHシーンテキストを誰が書いたのかは、エロゲ紳士なら即ティンときたのでは。
しかし、ぱんにゃと別れるところは感動的な場面なのは分かってるのだけど、『ぱんにゃ』という存在がギャグとしか思えなかった(ダカーポの「うたまろ」とか)ので、件のシーンが高度なコントにしか見えなかった罠。

みう先輩のルートは何で3P無いんですかね?もちろんみう&ぱんにゃで!
おかしい、ヤツは新手のスタンド使い、もといアニマリアンじゃなかったのか?絶対途中でヌグミンすると思ってたのに
とまあそれは半分冗談ですが、みうルートは半分以上は紗凪ルートつってもいいですな。サブだからこそ輝くキャラなんでルート作れよとは言わんが、これだけ売れたのならファンディスクも作るだろうから、そこでヒロイン昇格ですかね、ぱんにゃと一緒に!
ちなみに、割とまっちー先生のダメっぷりは好きだったりする。

朝一でましろ色を購入、昼からは研究室を回り、帰宅してから即読み始めましたよ〜!
よし、みう先輩ルートに行こう⇒あれ、紗凪ルートなの、か? ⇒うほっいい男!(今ここ!)
あ〜、あいかわらず男の友情に弱い俺がいる・・・「親友」って言葉がヤバイ! まあそんなことは置いておいて・・・
好きになっていく過程というもの、というか、みう先輩に対する心情の変化。そういった心の動きの描写が美しいと感じたのはいつ以来だろう・・・文章があまりなライターさんでは、心の動き方が作為的、作られたものなんだなと感じてしまうけれど、この作品では違った。まっしろな心が秋の訪れを感じて色づいていくような、柔らかな天使の羽がそっと心を撫でていくような。いや、まだ途中なんですが・・・純粋に力のあるライターさんだと思います。
とりあえず、コンプしてから永倉さんや他の人の感想を拝見させてもらいますね!

 三番目にはみう先輩。担当はおるごぅる氏ということで、ブッ壊れ系ヒロイン……というほどではなかったかな。基本路線には忠実かつエロを中心に独自色もあり、という感じ。(日常パートに突如差し込まれる気の狂ったやりとりは氏のテキストらしいと思いましたが) メインヒロインは紗凪。異論は認める。万智先生の救済も真剣に検討すべき。異論は認めない。
 他ルートに比べれば甘さは控えめ、しかし名脇役の活躍もあって存在感は負けてない感じですね。結子さん結婚してくれ!(ヒント:人妻) 紗凪が"女の子"しはじめた辺りからテンションアップ、最高潮は愛理と紗凪のやりとりとみう先輩の魔性が明らかになる初体験周辺でしょうか。それでも泥沼の恋愛にしないあたり、紗凪への意識の高さが伺えます。決して人を堕する方向には動かさないのは読んでて気持ちよかった。「お前が、あたしの初めての男友達になってみろっ」なんて言われて燃えないわけがない。
 本筋、まさかぱんにゃをシリアスな方向に動かすとは思ってませんでしたが、みう先輩の背景がああいう設定である以上落とし処はアレで良かったと思います。動物や自然に対する認識によって評価が変わりそう。みう先輩の行為が(悪く言えば)子供じみたものであること、しかし失うべきではない純粋さを含んでいること、そうしたアンビバレンツも学園長や結子さんを通して表現されている。そんなみう先輩とは優しい交尾を心がけたいと思います。みう先輩の可愛がりや保健体育には絶対に耐えられない!
 そうそう、みう先輩ルートの後に愛理ルートに入ると、「あんたみたいな子が、男に泣かされるんじゃないわよ。バカっ……」「あたしは絶対、恋なんてしないから」と言ってた愛理が逆に恋愛酔いでべろんべろんになるギャップを味わえるという特典が付きます。さっきまであんなに男前だった愛理さんが大変なことに……! そう、出会い一つで変わっていく姿は『ましろ色シンフォニー』の明確な中心。その"平凡な奇跡"を物語にして面白くできるというのは、最高に素晴らしいことだと思うのです。
 

ウム、私も最初にアンジェやったらあまりの比翼連理っぷりにちょっと他のキャラやりづらくなった。いや翌日には桜乃ルートやってたけど。その後、愛理やって今はみう先輩やっとります。
なんつーか、突飛な設定とか入れずに真面目で普通の恋愛とその過程で変わってゆく男女を描いてて、むしろ最近のエロゲの中では新鮮に思えたり。ただ、アンジェや愛理ルートにおけるクリックする指に砂糖が付きそうな甘い展開は他のエロゲの比じゃなかったりもしますが。
とまれ、初心者から上級者にまで薦められるエロゲという点では今年一番かもしれんとか思いました

私もましろ色シンフォニーをやりましたが,この作品をやっていて感じたのが,日常シーンの軽快さですね.
無駄なやり取りで行数を稼いでないので(私の主観ですが),ストレスなくするっと読めてしまうのは久々だったので.
そのためつい旦那様になりに三周もアンジェルートを.
愛理,アンジェのだだ甘ルートからは逃れられない.

 アンジェは「まずはイロモノから……」と最初にプレイして、その出来の良さに驚かされたという。作品全体の雰囲気を知ることもできたし、先鋒にして良かったかな。全ルートを見て、みう先輩の危ないエロさや愛理の理性破壊力は理解しつつも、やっぱり"好き"なのはアンジェだなぁと思います。
 アンジェの造形において、台詞のテンポが良いってのはかなり大きいです。CV:みるはたいへん素晴らしい仕事をしていたと思います。なにこの人すげえキレ演技だなあと思った『Forest』の九月周、濁声なのに聞くほどに可愛くなる『はぴねす』の式守伊吹、愛しすぎてヤバい妹の『Clover Point』の小鳥遊夜々を経て今ここに至るという。上から背後からナナメから現れてはまくし立てるストロングメイドスタイルは彼女あってのもの、だと思います。
 なんと言っても、新吾がめちゃめちゃカッコイイと思うんですよアンジェルートは。愛理ルートも大概ですが、アンジェの方から新吾に惚れ込んでゆく過程がすごくいい。"心奪われる"というのはこういうのを指すんでしょうね。アンジェの告白を受けてからの新吾ったら! 観察することの深度、尽くすべき誠意への理解、優れた自制心と行動力を兼ね備えている。瓜生の家へ迎えるためのプロポーズの完璧さは、彼に生まれたNoblesseを感じさせるものでした。一方アンジェも新吾に頼り切りではなくて、そのパートナーとして並び立つところが充分に書かれている。"初めてToDo"のラスト、アンジェが新吾の心を助けたところでは不覚にも熱いものが……セックスにまで行き渡った感情の構成力に感服しました。上のコメントにもある"比翼連理"を地で行く、素晴らしいお話であったと思います。



 その他全般。つばすさんの絵はちょっと濃いかなーと思ってたんですが、キャラが馴染むとイイ感じ。情報量の多い表情や立ち絵は変化を旨とするこの作品にマッチしている。愛理なら新吾の胸に抱かれてるシーンの距離感、みう先輩なら結子さんの前だけ見せる困った表情、アンジェなら膝枕でのシンクロした笑顔が印象的。主題歌の「シンフォニック・ラブ」なんですが、最初に聴いた時には正直なんじゃこりゃと思ったものです。20回聴いて、完全に音を覚えてしまうと楽しくなる曲かなと思う。今ではローテーション入り。作編曲の大久保薫って人はなかなか面白い履歴の持ち主だなぁ。挿入歌がみう先輩にだけ実装されていたのが謎で仕方ない。どういう意図なんだろう。BGMはまさにBURTON調というか。過去作を当たるなら『さくらシュトラッセ』を参照のこと。


 とりあえず、今のところはこんな感じかな。なんか熱くなっちゃいましたね……そんだけ面白かったってことです。コメントは随時募集してるので、愛理に依存されたいとか紗凪と交尾したいとかアンジェとケーキカットしたいとか思うままに書いて送ってください。