「いちゃラブ大全」担当解説・最終回

  • あと一回書くと言いながら放置してました。このままではまたやるやる詐欺になってしまうので、少しだけ。
  • 「いちゃラブ大全」発売中です。ムック系のコーナーとか探せばまだ置いてあると思うので、興味のある方は是非。
  • 最終回は『さかしき人にみるこころ』で。(あらかじめ企画側から提示されていた)トノイケ作品以外では最初に掲載を決めた作品になります。
  • 今時、男→女の形で男側が全力で攻めるようなエロゲは多くないと思います。亜利美を"落とす"ためにあの手この手で頑張る勾坂一重が中心であり、一番可愛らしいのかもしれない。シングルヒロイン・ロープライス作品らしい特性でもあり、こういう作品はもっと増えてもいいと思います。主人公の心理描写を厚くする方向でもエロゲはもっと進化するべき。
  • コミケ帰りの訓練されたエロゲ野郎ばかりの忘年会で、複数人が2008年ベストエロゲに挙げた作品はこれだけでした。数多いエロゲの中で印象に残りやすく、良質の青春劇かつ分かりやすいエンターテイメントという希有な作品です。嘘屋佐々木酒人の筆力に脱帽。
  • 真柄亜利美は『PrincessFrontier』のレキ『キミの声がきこえる』の桜に続いての青山ゆかりキャラでした。今回担当した11ヒロイン中、3人がCV:青山ゆかり……偶然なのか、あるいはゆかり教育の成果なのか。
  • エロゲへの"取っ掛かり"としても優秀な作品だと思います。値段的な気軽さだけでなく、主人公が可能性を内包するマルチヒロイン型の問題点……いまさらKanon問題を引き合いに出すのもナンですが、エロゲをプレイする上でこれがネックになってる人は今でもいるようで。
  • 「いちゃラブ大全」の企画の中心になった作品が『こいびとどうしですることぜんぶ』なのだから、シングルヒロイン作品をもっと集めるべきだったかなぁ、と思ったりします。このあたりは初動の拙さ。どうでもいいことですが、このページは一番最初に制作したので他と比べても明らかに拙いです。企画意図を掴みかねていたというのも……
  • そうそう、次の大全シリーズに向けて、ネタになりそうなジャンル等がありましたらコメントフォームとかメールからお知らせください。個人的にとても助かります。俺は「ロリ大全」以外有り得ないと思うんですが、世間と編集さんの目が厳しいので……みんな18歳以上なのに……
  • というわけで、長々続いた担当解説も以上で終了です。こんなところまでお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
  • 関連:「いちゃラブ大全」担当解説・第一回第二回余談第三回