ぱれっと『さくらシュトラッセ』に関するコメントレス(ネタバレ有り)

「さくらッセ」のルゥリィEDの話。このゲームのカラーとしてあそこでああいう終わりをするのが正しいと思いながらも、私はこうも思ってしまった。
「10年後くらいに訪れるであろう春美とルゥリィの別れを見てみたいなぁ」と
君はこの文章を不快に思うなら続きを読まなくていいし、興味を覚えたなら読み進めてもいい。
 というのも、私はキャラに入れ込むと、ハレである恋愛や、楽しき倦怠と言えるケの部分だけでなく、負の部分ながらも本質のよく出る老・病といった苦の部分も見たくなる。そしてそのキャラの終止符である死まで、人生すべてを見てみたくなる。
キャラを貪欲にむさぼる、というレベルではない、最早「キャラ萌え乞食」とでも言うべき行いなんだろうが、それほどキャラに入れ込むことは否定すまい。

 ……寿命問題が解決されないとして、その未来を考えてしまうのは自然な行為であるように思います。ルゥリィが亡くなった後のマリーやかりん、優佳姉さん、そして春美について考えてしまうのは。
 あくまでエロゲ的解法に持ち込むなら、幼馴染みであるところのかりんや姉である優佳姉さんによる救済がベターでしょう。半分だけではありますが、ルゥリィは"普通の猫"としての命を全うしたのですから、その先にマリーは置き辛い気がします。母さんによるフォローを入れるとスパイスになりそうだ。しかしルゥリィと春美の間に子供は出来ないでしょうから、また一段と辛いなぁ。
 マリーがいつまでかもめ亭にいられるか分からないし、例えば出て行くとしても、ルゥリィに対して彼女がどのように行動するかによって結論は変わってきそうですが……マリーの取り扱いって、本人のエンド以外では極めて微妙ですよね。二次創作を読んでみたい作品ではあります。