コミックマーケット73・三日目+α レポ

 朝は三日間で一番早く、サークル主であるところの仮面の男さんと待ち合わせて8時前にはサークル入場。二日で5時間くらいしか寝ていないにもかかわらずテンションは高め。設営は割とあっという間に済み、手が空いたので東で挨拶回りとか。シャッター前の列は相変わらずであるものの、夏よりは短い? 館閉鎖が始まる前には西館のスペースへ戻り、開場に合わせ拍手。


 初動はこれ★らじ。中の人とかちゃーさん(茶谷やすら)が来てるかと思ったのですが、男性スタッフでした。ちょっと泣いた。西館で東方系を回ってる内に一般入場の波が来たので東へ移動。
 東はまあいつも通りというか、外周通路は混雑が酷いので近寄らないようにしながら買い物。自分用の本を買っているより、頼まれモノを探している時間の方が長かったような。実質3人分とはいえ紙袋×2+トートバッグだと入りきらない。東を1から3までぐるっと回ったところで13時を過ぎ、店番の時間が。決め撃ちが終わった後の巡回の時間は取れず。


 西に戻ってスペース内で寒さに耐える。シャッターが開放された西館の寒さは異常であり、冬コミの応募ジャンルは東館に属するものにするべきだと本気で考え始める。2時間ほど店番。東方ジャンルながら既刊として『水夏』と『家族計画』と『ONE』のSS本が置いてあったのですが、手に取る人も色々でした。日本人以外の方も何人かいらっしゃいまして、文庫型の文章同人でも読めるってのは凄いなぁと思ったりしながら寒さに耐える。
 店主が帰ってきたので代わりに抜け、頼まれモノを引き渡すために再度知り合いのサークルを回る。が、既に撤収していたりスペースにいなかったりして全く捕まらず。これは後で配送の手配をしないとなー。東456を回る時間もないので西へ帰って撤収準備。こういう作業は一人サークルだと大変だろうナァ、と思ったり。


 今回外したところは店舗委託がありそうなところが多いとはいえ、次回はやっぱり東の123と456で誰かと作業分担をしないとキツいなぁ。東456に一歩も入らないコミケは初めてかも。正月休みのウチに一度はとらとメロンで回収する必要がありそうだ。西でも油断しててVirtual Laboratoryの「続々 転売屋解体新書」を買い逃したり、集中力が足らない。買った本は宅急便で送ってしまったのでまた後日。使った金額は……企業含め15万くらいだと思います。頼まれた分の購入費をキッチリ回収すれば違うんでしょうが、正直面倒なのでざっくり計算してしまいます。赤を気にするような場面じゃないと思うので。


 ゆりかもめ有明から乗り会場脱出、神田へ。コミケ会期の締めはかーずSPの大規模オフ。某所の居酒屋を1フロア貸し切り、参加者100人以上というトチ狂った現場でした。しかし何より狂っていたのはゲストがモモーイだったことですかね。100人以上が騒いでる会場でも声が通るのは、流石に本職だなぁと感心しきり。他にも『いいなり!あいぶれーしょん』中嶋ちずなさんが来ていたり、相変わらず豪華かつカオスなことになってました。(おもらしゲーとして『水月』や『さくらむすび』を薦めておけば良かった?)


 そんな会場内ではニトロ有線式の蒼崎さんほか、何となくエロゲっぽい卓に。中盤からは魔界都市日記のmaepyさんを交えて変態エロトーク。寝取られやレイプの話題で盛り上がるサイアクな一角。ダイナマイト☆亜美の話題では「キリヤマ太一の描く乳は重力を感じてエロい」とか好き放題言いっぱなし。(その時は女性が居たにもかかわらず) まあいつも通り。
 自分は卓を移動したりすることはなく。会場全体としては割とアグレッシブな感じで、自分の本を配る人がいたり、他の人の輪に突っ込んでいく人がいたり。個人的に話してみたい人(さらしるさんとかまなめさんとか)も同じ会場にいたらしいのですが、どうにも探すのが難しく。最初の配置頼りなところも大きい。胸元のネームプレートだけでは小さくて個人確認が難しいし、誰が参加しているのか知る術がないのは痛いかな。ああいう場はWebで事前に積み上げた人間関係を強化する場であり、最初がゼロだとキツいなという印象も。(自分が消極的なことから目を逸らしつつ) 事前の名簿配布なども検討してみてはどうでしょうか。


 オフ終了後は、食べ足りない面子と一緒に吉野家で年越し牛丼。奇妙な光景でしたが、なるほどこれは自分らしい締めだな、とも思う。ホテルに戻る人、宿泊先を探す人、神田明神に二年参りする人と別れ独り、山手線の中で年を越す。2008年の始まりはイヤフォンから流れてくる「アイの庭」でした。今年も素晴らしい作品に恵まれますように、と祈りつつ帰宅。泥のように眠る。