PULLTOP 『遥かに仰ぎ、麗しの』 に関するレス (ネタバレ有)

 まだ完全にはまとまってませんが、昨日のリーダさん関連の話題多め。ミス凰華コンテストの方はイイ感じにみやびが二位になってます。しかし徐々にみさきちとリーダさんの差が開いてくのが哀しいぜ。みやびシナリオや梓乃シナリオの後に美綺シナリオを読むと、美綺の凄さがちょっとは分かってもらえると思うんだけどな。

つまりみやび様と一緒にリーダさんも攻略しちゃえば良かったんだよ!
リーダさんの個別ルートよりも「なんでそこで3Pにならないの?」と疑問を呈した俺は真正のエロゲ脳。


リーダさんの追加シナリオは自分も「みやびルート」のアフターシナリオという形が思います。
「みやびルート」は「リーダさんルート」でもあると思うので。ただ H シーンが無いというだけで、心は司のものですよ。
みやびの H シーンで、リーダさんが部屋に入ってきたとき、もしかして 3P 突入か? と少しでも期待したのは自分だけでは無いはずだwww。
あと、どうしてもリーダさんはさん付けになってしまう。

 何というか、司が多く言葉を交わしていた相手はリーダさんではないかと思うわけですよ。みやびと司が直接的・言語的に正面を向き合うシーンは多くない。その分みやびは司に気持ちでぶつかっていた感じがします。三人の関係は独特の形で成り立っていて、一対一の恋愛が二つ並んでいるだけの姿には見えない。だから、三人でない状態で恋愛要素を持ち込むと違和感がある。

個人的な意見を言わせてもらえば、二人まとめて、的な展開にどこか気持ち悪さを感じる、という意味ではリーダシナリオに賛成ではあります。自分はどちらかというと、分校の人間らしい主人公の方が好きなんで、本校派であろう大多数の人とは違う考えな気もしますけど。 あとは独善的な意見でしょうが、みやびシナリオにおけるリーダは(たとえ本人がそれを強く望んでいようとも)あくまで今の立場に縛られた、限定された範囲内での幸せだから、というのもあるかもしれません。 共にシナリオ云々よりも感覚的なもの、個人的嗜好、ということは理解してはいるんですけどね。

 "三人であること" を描こうとすると、それだけで賛と否に別れてしまうんですよね。どこかで社会性が邪魔をする。それは仕方のないことだと思います。現実的であることが悪だとは言いません。
 仮にリーダさんを解放するとします。みやびシナリオを全面的に書き直すなら別ですが、そうでないなら、みやびの中に生まれてしまった感情の介錯をしてやらねばならない。そのみやびを愛するリーダさんを正常に解放したいのであれば、二人まとめて愛する以外に方法は無いと考えます。彼女の姿を勝手に哀れんで、彼女の望む場所を勝手に奪って、彼女の心を勝手に救おうとする行為は、全て分かっているつもりで身を引いて彼女たちを傷付けた司と同じではないのか、と。
 (言い方が攻撃的で申し訳ありません。あくまで俺自身の感覚であって、貴方の意見を全否定するものではありません)


 ここからはスタブ的な内容で、少々暴言になりますが ―― 自分も本校系の司が好きじゃないんですよ。分校系の方もそれなりに情けない男ではあると思いますが、物語の展開に従って目的に近付いてゆく感覚は強かった。しかし本校系の司は、梓乃が指摘する通り何も掴めない人間に見えました。殿子が一月半振りに司の部屋を訪れるシーンでもその鱗片を見せるものの、一番酷いのはみやびと結ばれるシーン。リーダさんの涙を、右手の痛みを何だと思っているのか。みやびの献身を受けてもなお、逃げの言葉を口にするかッ! リーダさんにあれほど強く自分の闇を照らされたというのに、なおもみやびが必死に問いかけねばならなかったことに、強い憤りを感じます。どんなに弱い人間でも構わないから、最後の最後に何かを自分で決めて欲しいと願うのは、弱い読者の贅沢でしょうか。みやびシナリオは美しい献身を芯に持ち、リーダとみやびの物語としては非常に素晴らしかったと思いますが、司の物語としては少し弱い。先に期待できる仕様ではあるし、司のその性質なくしてリーダさんや梓乃の爆発的な熱情は得られなかっただけに、仕方ないことだとは思うのですが……

リーダさんについてですが、個別シナリオというか、三人としての関係は同じ、ただ結ばれるのはリーダさんみたいなことなんではないかと。
思い浮かんだのは、TH2の双子シナリオにおけるイルファさん。
さらに近いものだと、少々古いですが最初のCanvas(NAKED BLUE)の鷺ノ宮藍。
仮に司とリーダさんが結ばれても、あの3人の絆は変わらないし、みやびもきっと幸せになれると思うのです。
イメージとしては司とリーダさんが夫婦、みやびが娘といった感じでしょうか。
↓以下本音
なんでリーダさんのHシーンがないんじゃー!

 確かにそれでも救われるでしょう。しかしそれが最高の解法になるかどうかは、少しだけ疑問もあります。みやびはその全てで"愛されたい"とだけ願っていたのだから、やはりその願いはかなえてあげたい。彼女の願いは、娘として愛されるだけで満たされるのか? 二人の命を祝福する為に、少しだけ贅沢になってやりたいのです。


 あまり歴史的な解き方をするのは、新規ファンに対して失礼かなとも思うのですが……その "三人の関係" に対する解法として『とらかぷっ!』から『お願いお星さま』への一つの流れがある。誤解を怒れず非常に端的に言えば、重婚的な概念。三人で一つあることを選択すると、どうしても社会性を考慮しない方向への加速が強く掛かります。そしてみやびシナリオ自体は、みやびが社会性を取り戻す要素を含んでいます。その社会性はあくまで人との良好な関係であって、社会システムと上手く折り合いをつける類の物では無かったので、全く両立し得ない訳ではないと思いますが――少し相性が悪いかな、とは思います。


 もし本気で "三人の関係" を結末まで描き出すつもりなら、ただでさえ長いあの作品にさらにエピソードを追加する必要があるでしょう。紫藤の縁談を破棄した後、彼らが何処へ向かうのか。"三人の関係" を完結させるまでに乗り越えるべき、本人達の気持ち以外の要素。それらを克明に書いたとしてもシナリオとしてのまとまりは悪くなる一方ではないかと考えます。色々な制約があって実装は難しかったのかもしれません。


 まあ、そんな面倒臭い理屈は抜きにして、ここからが本音。
 みやびは司とリーダに愛されていることを知っている。みやびとリーダは互いが互いを、そして司を愛していることを知っている。その少女達を幸せにしたいと願う司はみやびと誓約を交わした。残っているのは一つだけ、後は司の覚悟を待つのみだったのです。何故今回みやびシナリオにだけ言及しなければならなかったのか。それは三人の関係を本当に素晴らしいと思いながらも、司について疑問に思う部分が多かったから。そして彼に足りない決意を埋める要素として、リーダさんは誰より適役だったから。
 彼女たちから愛することを教えてもらったのであれば、今度は司から愛してあげてほしい。それだけが願いだったのです。

>リーダさん
激しく同意。
キャラとして魅力的なのは確かだけれど、みやびルートというお話の流れ的には、リーダが選ばれる結末は不自然と感じます。
挙げられてたアフターシナリオ案もみやびルートの先にあるものなわけで、どうしてもリーダ個人”だけ”の話をというなら、みやびルートとは別の切り口で物語る必要があると思います。
が、みやびの幸せ=自分の幸せである彼女に対し、何を与えたり与えられたりするかってのは、ちょっとすぐには思いつかない。
しかし設定を掘り下げる事で物語を作っている分校系は、ヒロインも主人公もそれに引きずられてしまうのに対し、人と人との繋がりを基点に物語を描く本校系は、キャラクターが揺るがないので、個人的にはどうしても本校系の評価が高くなってしまいますね。世界観に対して雰囲気や音楽も本校系の方が合っている気がします。
ところで鏡花のルートがない事を本気で不思議がる俺は、すでに手遅れですか?

 リーダさんについてはこの意見が自分の考えに一番近いかな。もう一つ付け加えるなら、今後司が「みやびの幸せ=自分の幸せ」を「みやびの幸せ=自分の幸せの一つ」に変えてしまえるくらい、リーダさんを愛してあげられればいいなと思います。


 本校系と分校系に関しては……俺自身分校系も好き、というか美綺が好きすぎるので何とも言いがたいところではあるのですが。確かに心理描写が細やかに成されていたのは本校系ですが、シナリオの展開の面白さとしては分校系が上かと思います。事象の二面性という大きなテーマに従い、栖香を切っ掛けにして邑那という真実に辿り着く。その分確かに彼女たちは振り回されてしまいましたが……自分がこの作品に対して期待していた展開は分校系に近い。美綺に関しては邑那や栖香とはちょっと違う位置にあるのかな? 彼女の存在はジョーカーだろう。とにかく美綺については、今後もう少し考える必要がありそう。

遥かに仰ぎ、麗しの
同じくみさきち派です。分校ルートで最後にやって印象に残っていた事もあるかもしれませんが、健気かつ「本当に強い子」というイメージが素敵でした。しかし票はリーダさんへ入れる。 そのリーダさんルートに関してもほぼ同意。塩を撒くシーンで完璧にKOされた訳ですが、それでも個別ルートを望む気にはなれません。そのシーンも、やはりそれまでの3人の言動から見える姉という立ち位置からのギャップでダウンした気もしますし、リーダさん単体で考えてみるとそこまで破壊力あったかなぁ。とはいえ何で3(ぴー)ルートが無いんだよ!とは思いましたが。そこは見つかれよ二人とも。 FDが出るなら完全なアフターで、司とみやびとリーダさんの3人(かそれ以上)の話にして欲しいものです。頑張れ司、目指すはハーレムだ。

 みさきちの印象は他の娘たちとは全然違うんですよね。抱えてる問題の種類による部分もあるし、彼女自身が "どうしたいのか" について明確であることも大きい。まるで優れた主人公であるかのようだ。それでいて司と美綺のバランスが大きく崩れていないのも魅力の一つ。全体的なシナリオの長さが上手く生きて、色々な顔を見せてくれるのが楽しくて嬉しい。
 リーダさんはあのお茶目なところも可愛らしいのですが、司を問い詰める時の本気が素敵。しかしハーレムはちと司には荷が重い気がするぜw

>リーダさん
あのえちシーンは3P突入だろえろげ的に考えて…。
まあ戯言はともかくみやびとリーダさんの間には絆があるのですよ。長い時の中で凝縮された絆が。みやびルートはその絆に司が癒され、さらに加わって成長していく物語だと思っております。例えば円が螺旋になるように。
どうでもいいことですが、>栖香に尻穴奴隷にされたい どっからどうツッこめばよろしいのでしょうか。

 栖香に尻穴をフィ○トファックされたいらしい。栖香は虐めてナンボだと思うんだが。
 それはともかく、確かにみやびとリーダの関係はシナリオの中でほとんど変化していません。(一度だけ地雷を踏んでしまいましたが) 螺旋というか、二次元的な円が三次元的な広がりを持ったイメージですかね。特にみやびは、外の視点を得ることで大きく成長しました。そして、誰かの要素に組み込まれること、誰か自分の中の大きな要素として取り込むことを怖れていた司にとっては、あの二人の関係の中で少しずつ繋がりを構築できたのは大変幸運なことだったのかな、と思います。それを生かしていたかは別として。 (個人的には、梓乃のように全力でその壁を破壊するような情熱も好ましいとは思いますけどね)

リーダさんEND、まではいかなくても、主人公執事ルート、というのはパロディー的な意味で見てみたいと思っている。あちらはもうすぐアニメ化だし。「奏についても同様。暁先生との結末以外認める気にはなれない」これは同意。個人的には見たくないけど、夢オチというパターンはあるよね。

 if自体は色々ありそうですけどね。すみすみとみさきちの姉妹丼は如何でしょうか。3Pなら栖香&美綺、リーダ&みやび、殿子&梓乃、邑那&イェンとか。最後の一つはちょっと怖いなぁ。夢オチ以上だとちょっと困る。どうせ夢オチならせっかくだから金髪ロリの双子を選ぶぜ! (やんややんや乙)

邑那はあの位置で通販さん,奏と8位争いをしている姿がすごくしっくりくると思う(酷
オフィシャル的にも人気が無いことをネタにしてるキャラだからなぁ
コメントが自虐的過ぎて涙を禁じえない

 地味とか言うと、邑那の後ろのオバ……お姉さんが怖いですよ。経済的に抹殺されます。

遥かに仰ぎ、麗しの』 ミス凰華コンテスト
ストーリー的には他の本校系に、エロ的には分校系に遅れを取ってる感のある殿子が一位(書いてる時点では10票差)ってのは、想像以上にドタコンが多いんだろうか……なんて言ってる俺も殿子派w
殿子ルート以外の司が正直好きになれないとか、閉め方(FlyMetotheMoonの辺り)が絶妙に好みとか他にも理由はある物の、娘→恋人って流れは男の夢だと思いませんか?w

 今は少し僅差になってますね。殿子ルートの司はあまりに独特すぎてちょっと驚いたかも。他のルートからするとお前絶対別人だろw 確かに殿子の可愛さには正直心が揺らぎましたよ。みさきちが相棒で恋人なら、殿子は娘で恋人ってか。時代は養女! 愛情に区切りは必要ないぜ。

コメントの八割がみやびちゃんぷりちーなのには笑った。 FD希望の話がでてますけど、攻略ルートとしてもし必要あるとしたらやっぱ鏡花だけなんじゃないかと(個人的に通販はイラネ)。奏での可愛さはあくまでみさきちのオプションとしての可愛さのような感じがするし、リーダもみやびと切り離して考えるのは難しいとでしょうし。それにこの作品はメインキャラの後日談はあまり必要では無いと思いますしね。FDは欲しいといえば欲しいけどこの作品の性質からして作る必要は無いって感じじゃないでしょうか。まあ、とりあえず私もポチッと『みやびちゃんぷりちー!』

 奏は舞台全体の支えになっているように思えます。一つの"成功例"を示すことで安定度を飛躍的に高める。だって、事情を抱えた暁先生を真っ直ぐに想う奏の姿は、分校系の司のあるべき姿そのものじゃないですか。分校系の司は道を見失うことも多い人ですが、奏が暁先生と幸せであるのなら、きっと大丈夫なのですよ。

 鏡花のバックボーンは掘り下げれば普通にシナリオが作られそうですね。家が没落するという要素は栖香で近いモノを使っているので、何か一つ興味深い展開を用意する必要があると思います。(いわゆる一つの尻穴奴隷的な何か) 通販さんについては何も語られなかったので何とも。とびきり根の深い "ゲスト" だから、何も語らないのが制作的にベターな選択だったかな、とか。