ライアーソフト『行殺(はぁと)新選組』の真実(一部再掲)

病院カレー【PBM】
正確には「病院でカレーを食う」。
初期の遊演体ネットゲームにおいて、ストーリーに影響を与えないような、
採用されにくい悪いリプライ(次回行動申請)の見本として例文に書かれていたもの。
本来の意図は目的と行動が一致しない例として書かれていたものと思われるが
(病院は怪我の治療や患者の見舞いに行く場所でカレーを食いに行くところではない)、
ネットゲーム91「那由他の果てに」において、
あるマスターが悪ノリして毎回のようにこれをネタにした
リアクション(行動結果文章)を返したことから、半ば定番のネタ行動として定着する。


行殺【PBM】
PBMの行動結果文章においてPCの出番が一行しかなく、しかも死亡シーンであること。
ネットゲーム93「夜桜忍法帖」のグランドマスターであった甲斐甲賀の得意技で、
ゆえに行殺マスターとして恐れられていた。
(夜桜では各マスターに毎月のPC死亡ノルマが与えられていたほど)
最近ではPCの位置付けがゲームとしての駒というよりもキャラロールに比重が移ってきたこと、
事務処理の負担増を避けることも含めておいそれとPC死亡を出せなくなったことからか、
単にリアクション上でPCの出番が一行だけで処理されることも行殺というようになった。
たいてい行殺されるのは、行殺されるPCの行動があまりに自己中心的であったり、
他のPCの行動と絡めにくい行動だったりと、PCの行動がへっぽこである場合が多い。
遊演体がネットゲーム98「星空までは何マイル?」を最期にネットゲーム事業から撤退し、
路頭に迷った星空めてお高尾登山、睦月たたらなどのスタッフ・マスター陣は
エロゲ業界に活路を求め、ライアーソフトを設立する。
その第二作である「行殺☆新選組」のヒットによって、
主に遊演体のネットゲームで使われていた「行殺」という言葉が、
一般ヲタク層にまで浸透することになる。

「行殺」ってこれが元ネタだったのか……
結局2chとこのスレが一番詳しかったようなw
田中ロミオがPBMマスター出身だってのも初めて知ったよ。


初期が一番凄いんだが、嘘屋的には関係ないので割愛ね
N91「那由他の果てに」(GM きざしせんいち)
 茗荷屋甚六、睦月たたら、水無神知宏、星空めておがマスターに。
N94「蓬莱学園の休日」(GM 坂東入鹿)
 賀東招二がマスターに。めておと女装を…
N95「鋼鉄の虹」(GM 水無神知広)
 劉龍嶺、岩清水新一がマスターに。
 めておは〆切破りすぎてサブGM降板
N96「こうもり城へようこそ!」(GM 星空めてお、原作 甲斐甲賀
 天野祐一がマスターに。
N97「勇者110番」(GM 劉龍嶺、高尾登山、睦月たたら)
 森崎文士亭がマスターに。
「映画祭殺人事件」(GM 甲斐甲賀
 甲斐甲賀選り抜きの強力マスター陣。新マスターは無し。
N98「星空までは何マイル?」(GM星空めてお水無神知宏)
 桜井光、大塚超太郎がマスターに。
……登山はどこで初マスターだっけか。


中村哲也は勇者110番でイラストかいてなかったっけ?


本人のサイトに書いてあるよ
 ■星空までは何マイル?■    ネットゲームで、イラストを何点か。
 ■勇者110番■    ネットゲームの会誌のイラストと、小説版の挿し絵などなど。

ライアーソフトの面々が今まで何をしてきたか、ということについて。
こうしてみると、星空めてお氏はライアーを退社したといってもそうそう関係は切れそうにないですね。


ええと、少し話は変わりますが。
以前の『SEVEN-BRIDGE』批判記事に関して、各方面からかなりお叱りを受けました。単純に「氏ね」から「売り上げ落ちるだろヴォケ」「てめーの批判は的外れだ」等々、真摯なモノからどうしようもないモノまで。特にライアースレの方々には色々と痛いツッコミを頂きまして。
確かに「未完成」と書いたのには若干問題があったかも知れません。別に「第一部完」とか「2に続く」ではなく、物語としては完結してますから。後半になるに従ってやっつけになるシナリオ・音声・演出を表現するなら練り込み不足とか他の表現があったかも知れません。その辺は記事としてのインパクトを重視した結果であり、それにより誤解を与えてしまった事はこちらのミスです。
ただ、記事を紹介したニュースサイトさんまで言及するのはどうかなぁ、と。誤解を与えるような文章を書いたのは俺なので、責任はこのページだけに留めて置いて欲しいです。あとは・・・売り上げは多分俺が書いたからどうこうということはないでしょう。弱小ブログの記事一つでそうそう影響があるとも思えません。
SEVEN-BRIDGE』には名作になる可能性があった。それが無くなってしまった。ライアーだったらもっとやれる筈だと思った。それらのことが心底残念だったのでああいう記事を書きました。他意はありません。