過熱するニュースサイト論 読者は置いてけぼり?

なんかあちこちで議論が沸いてますね。定期的にこういう現象が起こる気がする。
やっぱり普段主張しないニュースサイトの中の人の鬱屈が、ここぞとばかりに発散されるからだろうか。


■ オリジナリティがないニュースサイトにも価値はある  (ゴルゴ31より)
 子・孫ニュースサイトの役割を分かりやすくしてくれてます。これを紹介するのは自己擁護みたいなモノか。
ウチで殆どコメント無し or 一行コメントのニュースはこれに該当します。
このように、数あるニュースサイトが、紹介することによって出回る情報に「+1」を付けていって、その値が情報の価値になるシステム。
これが今構築されている、ニュースサイトネットワークみたいなものの正体だと思ってイイのかな?
そのネットワークの中で、その情報に詳しい中の人及び閲覧者がコメントなり関連情報を付けることにより、
情報の精度と純度が高まり、一つの体系化された知識になる。これこそ情報を回すWebの真髄なり、とか。


■ ニュースの手柄はどこへ行く?  (かーずSPより)
 ここまで言ってくれるとスッキリしますねぇ。多分運営者は皆感じている虚しさ。
元記事関係無しに個人的意見を言うなら、ニュースサイトは基本的には情報屋。
確かに殆どのアクセスは一過性だけど様々な読者との出会いのきっかけを作ってくれる事実には変わりない。
それすら無ければ、自分が書いた記事や文章は誰にも見られず孤独に死んでいく。見てもらいたくて書いた文章ほど簡単に。
誰にも読まれない文章は、自己満足以外では意味的に死んでいると思っています。
黙っているのは日本人らしい美徳だと思うけど、そんなのWeb世界じゃ通用しない。
「黙っていても伝わるなんて思うのは傲慢ですよ」とか「ひとの話聞けぇぇぇ!!」とか言える度胸が欲しい。


■ その他自分なりの主張とか反応とか
 ウチでも紹介した 「大手の人たちはリンクされていることに気づいているのだろうか」 に輪王さんかーずさんが反応してくれた模様。
やっぱり気に掛けているようです。アクセス解析をじっと見て楽しんでるのは俺だけではないということで。(ウチは大手じゃないけど
かーずさんの「googleとYahooの検索の文字列ばっかりで埋もれて」云々ってのはやはり大手ならではの悩みか。
自分の場合だと一日2hitもあれば検索文字列アクセスからは抜け出します。ただ、はてな系からのアクセス、しかも
トラックバックを飛ばさないサイドバーリンクとかだと、アンテナからのアクセスと混じって判別がしんどい。aとdの違いしかないから・・・


しかし。一昨日も書いたけど、本当に注意したいのは「一般読者はサイト論にはあまり興味がないらしい」ということ。
実際2chログ系のネタを紹介してもらった時の記事 (ex.下級生 はなマルッ!関連) と今回のサイト運営と感想の記事では
同じカトゆーさんのところからでもアクセス数が二倍以上違うし、
取り上げてくれたニュースサイトさんの数とアクセス数の比ならもっと悪い。
毎日見てるサイトさんの記事でも自分に関係ない記事は殆ど見ない、という現状がはっきり見て取れます。
そりゃあ自分のスペースなんだから勝手だし、書きたいことを書いた方が面白い記事も書けようというモノですが、
やはり運営者として「見てもらう楽しみ」を求めるからには、閲覧者の嗜好も考慮に入れるべきかと。
ある種ニュースサイトの中の人達には不思議な仲間意識があって、サイト論はその内輪話に近い、とか思ったりもします。


ちなみにこれは「書きたい記事」。だって書いてて超楽しいもん。(笑