今日の前置き

ドヤッ(横

  • 総合的に体調が悪く停滞気味。元気と勇気を補うためにSEVEN WONDER『太陽のプロミア』の話とかしてみますかちょろっと。ちょうど良い感想コメントが来てますし。(以下ネタバレ注意)

 太陽のプロミア、コンプリートしました! 
いやはや、結構長かったと思うのですがそんなことが気にならなくなるほど引き込まれてしまって。終わってからもジワジワとこみ上げてくるものがありますね。そういったものをうまく言葉にすることができればよいのですが、自分にはどうにも難しそうだったり……以下、個人的な感想です。
ニーナがですね、可愛いんですよ! 照れた顔や目をウルウルさせている顔なんか特に最高ですね。料理上手で何事にも一生懸命で、決してあきらめない。いくら俺がロリコンでもこれには負けました、巨体でもいい、おっぱいでもいい! ルート別ではそんなニーナルートが一番好きかもしれません。純正王道ファンタジー、なんて言葉で片付けられるとは思っていませんが、とても好みでした。「俺がコダマで、相棒はニーナ。これが笑顔のコツってもんだ」ってあたりから丸谷さんの印象を受けたけれど気のせいかもしれない。というかニーナが英雄すぎてもう主人公なんじゃないかと思いました。
 そして、6人分のルートをクリアすることによってこれからの物語の幕があけられるという仕組み。クリア後の爽快感はたまりません!
「愛だけに包まれて君は生まれてきたよ 奇跡よりありふれた おひさまの匂い」
オープニングの歌詞から拝借しましたが、プレイ後に初めてフルバージョンを聴いたときの衝撃は忘れないでしょう。エンディングの「たからもの〜Flowering〜」については、もう完全にエレガノルートの歌なんじゃないかと! だってタイトルからしてもう、ね。はい、エレガノも大好きになりました。
そんなこのゲーム、万人に認められるわけではないかもしれないでしょう。けれど自分にとっては紛れもなく、太陽のような作品でした。「太陽はここにある!」というキャッチフレーズが紛れもない事実だと思えるくらい、です。
ミルサントに生まれるすべての人に、お誕生日おめでとう!

  • 自分の考えてたことは概ね触れてもらえてて、言うことあんまり残ってないあたりが有り難いですね!
  • コメントにもある通り、やっぱりOPの一節に集約されてると思うんですよね。椎原先生も説明していましたけど、終わってから聴くととても意味深い言葉。自分の手懸けた何かに「愛だけに包まれて 君は生まれてきたよ」と言ってあげられるってのは、コダマの望んだミルサントであるとか創作という現象を追い越して、あらゆる幸いに繋がっているんじゃないかと感じるのです。この言葉は第一層(18年前)とも接続されていて、アマリやジゼルにあった子供としての表現が実に"彼ら"らしい愛の形だったんじゃないかなと感じています。
  • 物語の結末としてはアマリとかリノとかニーナが好きで。広がる未知を前にしたアマリの横顔にも、ミルサントを楽しむ余裕のできたリノの笑顔にも、あるいはニーナの大きいおっぱいにもミルサントの未来が詰まっていて、ああこの世界はコダマが見送った彼らによって"ちゃんと続いていく"んだなぁと信じられる。それはこの作品にとってすごく大事というか、それだけを求めたコダマだから見守るだけでなく様々な役目を負い、過去から今に続くミルサント(ひいては『太陽のプロミア』という物語)を生み出したのだろうと思うわけで。未来については第二層(300年前)が強く意識していて、難物である黒禍の問題に触れる上で技巧的に上手く展開したのかなという気がします。
  • しかしやっぱりエレガノは特別というか、現世代では一つ抜けて"はじまりの世代"の人たちに近い気質を持っているのかなと。エレガノは変わることなくミルサントを愛し見つめていて、彼女の中にはそれぞれの想いが積層されている。全てを知った上で結ばれているエレガノとコダマは御伽噺の語り部となり、それによって事実が過去に昇華されミルサントの大気に広がってゆく。この行程に至りようやく、かつてのコダマだけでなく、二人の姫の物語も終わる時が来るのでしょう。第三層(1000年前)は決着のための舞台に立つ美しい演者たち、という印象でした。
  • それら全てと違った形で、フレアとプロミアはあらゆる文脈を断ち切る純粋な力なんだろうなと思います。その自由さがまた「愛だけに包まれて 君は生まれてきたよ」の一節に還元されつつ、締め括るのはあの"Birthday"となれば……生まれてきてくれてありがとう、としか言いようがないです。
  • あーもうなんか好きすぎてキモいですね……どうしてこうなった……ま、まあ元気は出たので良しとしましょう。ぷぃあ!