『文化部少女だいすき!』担当パートのお話

  • 発売日をすっかり勘違いしていたのですが、昨日発売していたようです。ゲームパートの一部ページを担当してますんで、よろしくお願いします。
  • ニリツ先生の表紙絵がたいへん素晴らしいので、同絵柄の壁紙を無料公開することになりました。本誌の方には絵へのコメントなどもあるのでチェックしてみてください。
  • 自分の担当は、『Canvas』シリーズを筆頭に『キラ☆キラ』『星空のメモリア』『六ツ星きらり』『夏少女』『こいとれ』『タペストリー』そして『BackStage』になります。一番大変だったのは間違いなく『Canvas』なんですが、誌面的には天文部特集がいい感じかも。自分では冷静に判断できないところなのですが。
  • 星空のメモリア』は星にまつわる御伽噺として非常に面白かったし、何よりエロゲ界隈で旬な作品だったから。使った8枚の画像のうち6枚が明日歩でした。役割からして仕方ないけど、ちょっと好みを反映しすぎたかもしれない。残り二枚も幼夢とメアでありもはや言い逃れることはできんぞ。
  • 一方、明るい部活感があるという意味で『六ツ星きらり』はぜひ入れたかったんですよね。バカ担当であり部活内修羅場担当。すばるの存在感とか開けっぴろげなテキストはなかなか貴重なもので。
  • 『夏少女』はその真逆で、フィールドワーク的な話も入れたいなあと考えて。天体観測とノスタルジアってのは非常に縁が深いものでもありますね。今回の企画に合わせて改めて読み直したけど、やはり良作だなぁと思います。落ち着いたテキストは居心地がいい。PS2版で追加された奏芽の話も素敵なんだぜ。
  • こいとれ』は……ヘンな部活・マイナー部活枠ってのがあって、あの恋愛部こそ最適だと思ったので。手強い恋子先輩に難儀してもらいたいところ。今回はエロ抜きというコンセプトがあったこともあり、『きみはぐ』は選外。「バッチコイオラァ!」と赤ちゃんプレイなしにあの作品は語れないだろう。
  • タペストリー』はたしか最後に決まったはず。ひかりや詩のルートでは手芸部が立ってこないんだけど、紗希と真里谷先輩のルートが非常に良かった。創作系の部活の中でも、作品が残ること(この作品の場合は"遺すこと"か)についてクローズアップしてるものは意外と少ない。
  • あんまり関係ないけど、『タペストリー』の企画ってライター殺し/絵描き殺しだと思うんですよね。ここまで"普通"な話だと、それぞれの素材の力が率直に問われることになるんじゃないかと。その中でもGユウスケが半端ねぇというのはよーく分かった。詩のイベントCGは本当に凄くて圧倒された。あと、真里谷先輩のCV担当であるかわしまりのの演技が本当に素晴らしくてですね……重いテーマに負けない、存在感のあるボイスでした。モノローグも多かったけど上手く演じてたなぁ。かわしまりの好きな人はぜひプレイしてみて下さい。
  • 『BackStage』については、あまりに好きすぎてアンバランスなページになってしまいました。言いたいことは言えたんですけど。先輩推しです。卒業しても人生は続くし、むしろそこからが本当の戦いになる。あの頃の自分とその情熱に恥じない人間になるために、という話。
  • 『キラ☆キラ』については内容の性質上、どういう誌面にするかちょっと悩んだのですが……致命的なネタバレは避ける方向性でやってます。そう、モノクロページにbambooさんのインタビューがありまして、そっちの方でも協力させていただきました。OVERDRIVEに直接乗り込んでスタジオの写真撮ったりとか。商業媒体に自分の写真が載るのは二回目ですね。(一回目はぱんつ大全)
  • で、最後に『Canvas』シリーズ。プレイし直すだけで大変だし……一応全キャラ読み直しました。進路への不安や幼なじみ要素のような枝葉はあれど、主幹ではシリーズ通して一つのことだけを主張している。それが何かはまぁ、本誌の方を読んでくださいってことで。
  • とはいえ商業誌ですし公式の許可を貰って書いてるものなので、私見は控えめです。(『BackStage』のページを除く。ここだけはコラム扱いなので私見たっぷり) それぞれの作品の個人的な感想なんかは、次の『ぼくらのあいしたエロゲー』でフォローしようかなと。
  • ともかく命を削って製作しました『文化部少女だいすき!』、どうぞよろしくお願いいたします。