今日の一言コメント
俺、この期末試験が終わったら「星空のメモリア」をプレイするんだ！ と、ちゃっかり影響されてしまった。けどまだ絵里香シナリオ終わってないんだよなぁ･･･なんか怖くて読み進められない･･･それだけトノの腕がいいって事なんだろうけれど。涼くんの中に存在する青葉千夏の残滓は、星野絵里香という媒体を通して彼を刺激する。それは確実に、どうしようもないくらいに。なんて、言葉にしてしまえばこれだけのことにやきもきしています。
そんなわけで心構えとして永倉さんの絵里香シナリオ感想を聞きたいなあ、なんてなんてー。
『星空のメモリア』は面白いとか凄いってモノではなくて、雰囲気が良いなあという印象が強いです。おとぎ話好きにはオススメかな。
真・絵里香シナリオについては……とにかく怖いんですよ。何の変哲もない普通の"哀しい話"なのに、それを克服するためにあれだけの手順や階層構造を使う必要があったのかなって。まるで「お前は幸せになんか絶対なれないんだぞ」と、背後から刺されたような感覚。薄氷を履むテキストと幸福なエピローグの生み出す断層に引き裂かれそうになる。
空飛ぶパンツは直接的すぎると思いますっ！
なので空飛ぶスカートにパンツを縫いつけるのはいかが？
うまくいけばチラッとのぞくパンツが見えて多くの人が幸せになり世界平和の一歩になるとおもうんだ
ぱんつの柄や形状に加えてチラの度合いや角度へのこだわりも加わって、よけいに醜い戦争になりそうな……どいつもこいつも発想が終わってるけど元々の企画からして終わってるので問題なかった。
鬼うた騒動に対して一言。
煽っている未プレイ者はほうっておくとしても、一番頭にきているのは鬼うたから応援している人（狂信者除く）だと思いますよ。
作品の出来とは別に、色々と不満が溜まっているのがあって、そこに来てあのブログで爆発って感じだったので、後からプレイした人には分かり辛い感覚だと思う。
感覚としては、ひぐらしで真面目に推理していたのに解決編で超展開、ハルヒのエンドレスエイト、この辺りに近かったかも。
庭は庭で、一度「アレが完成品」宣言出したのはどうかと思うけど、今回はつまるところ連続プロモーション詐欺、ってのが一番問題なんじゃないかなあ。
鬼うた自体も、姉萌えと思いきやヤンデレゲーだったという下地があって、まあそこそこ楽しめたけどやっぱり姉萌えを楽しみたかった、というユーザーが多数居たことは間違いない。
そこにファンディスク（少なくともユーザーはそう捉えていた）発売で、公式にもエロ多めのようなＣＧ表示、煽り文句、今度こそ姉萌えかと思いきやただのハッピーエンド追加で、エロ薄、本編に入れとけばよかったんじゃないかって話を収録。ついでに言うなら、展開的にはそのエンディングから本編のバッドへの可能性もアリ。
流石にお金出したファンなら怒ってもいいんじゃないかな？
言うならば、庭の未完成（攻略不可ヒロインをむしろメイン扱いで表示）を、仕様として作っていたようなもんですからね。
もう1つ別のメーカーのＦＤで有ったみたいだし、最近、こういうの多いんですけどね。ファンディスク扱いなら当然入れるべきであり、それっぽく広報していたのに未収録ってのが。
作品に文句があるってよりも、初めからそのように広報していれば間違いなく文句は出なかった、ってタイプの問題なんですよ。
販促の方向性はたしかに姉萌え重視に見えました。その辺の"悪質さ"はあるのかなーと。悪質さで言えばもっと酷かったネコかわなんかは、内容が本当にブッ飛びすぎてて（＆後日談はもっと酷い）普通の批判の及ぶところじゃなかったのかも。今回はある程度わかりやすい、常識的な範囲でズレてたってのが大きい？ あとはやっぱり、公式の対応のまずさかなぁ。
なんというか、ファンディスクが（名目上でも）ファンへのお返しじゃなくて、製作者の自己満足のためのものになりかけてるんだな〜と感じる出来事でした。ついでにアンケートの無意味さも。
同日発売の花乙女ＦＤでも、人気投票上位キャラがエロなし、下位キャラ優遇とかあったみたいだし。
自分は「ユーザーの意見を反映する」という方向性自体に反対なので、何とも言えないところなのですが……いや、プレイヤーが希望するような"普通"では記憶に残らないかなぁ、とか思うんですよ。そういうのは表現について相当の地力があるメーカーやクリエイターの手段で、そんなのはエロゲに限らず地球上でも一握りだと。もっと好きなようにやってくれと思う。とりあえず買うから。
＞青龍が出てくる部屋
右から3つめ上から3つめ・・・。
間違えるとカニが出てくるんですよねー。あんま関係ないけど、自分のゲームというか物語的なものの原点って『魔界塔士SaGa』なんですよね。最初にあんなものやったら妙な性癖が付いても仕方ないよね。
でも風呂場なのに挿入しない洋くんには正気を疑ったよ。やはり押さえるべきシーン（親子丼など）を抑えていなかったのが汚点かな。
所で明日歩をカタカナで表記すると実に尻穴になる。
どうなんだろー。作品的には十全とは言わないまでも、要素の不足は感じなかったなぁ。むしろどこを切るかってレベルだったようにも思うし、エロゲだから何も切らずに済んだのかなと考えたりしています。どうでもいいけど尻穴系のエロは全然なかったよね。フェラと野外が大好きな洋くんなので仕方ないか。
「エロゲ以外でのＪ・さいろー（近作は「しろくまベルスターズ」）は結構暗いものを書く」とどこだったかで読んだ記憶があったので手を出したのが「絶対女王にゃー様」（ガガガ文庫）である。結論から先に言えば「確かに暗い・・が」というところ。
簡単に粗筋を書けば、やたら人生に達観というか醒めている中学生の輪玖（「りんく」と読む。別にＤＱＮネーム貰ったから醒めてるというわけでもないが、家庭は離婚を経て冷え切った父子家庭）が幼馴染で登校拒否の香苗の部屋で見たサイト「にゃー様の館」に興味を持つところから始まる。女王の様に君臨するにゃー様に臣民と認めてもらえば二人でチャットができ、そこでチャットオナニーをするという変態サイトだが、にゃー様の正体が香苗なのかそれとも香苗の友人にして輪玖がライバルとも憧れともつかないような感情をもつ結華かと妄想しながら、小悪魔的な魅力をもつにゃー様に、そして行為にハマってゆくという話。
確かに暗いがさいろー先生だなぁと思うところがある。それはエロいこと・・・ではなくエロに入る構図。
エロゲにおけるさいろーキャラの妙に生々しいエロさは「恋人同士が相手を知りたいという純粋な気持ちと性への好奇心が混じり合った感情で行為へとなだれ込む」ことではないかと個人的には思ってる。
そして「にゃー様」では前提が恋人同士ではないことから、相手を知りたいという純粋な気持ちはゲスな好奇心へ、性への興味は鬱屈した現状から逃避するため、そして最後はＳＥＸではなく一人勝手なオナニーとなった、と言える。
正にコインの裏表であり、さいろー作品らしいエロましさであるが、絵師のしろ先生（「シンフォニックレイン」や「夏めろ」の方）の柔和な絵のお陰で薄まる・・・ようなこともなく、逆に化学反応起こして背徳的な感じになってるのはどうか。つか、ラノベの主な読者層である中高生が読んだらトラウマか変な方向に開眼しそうな気がして怖い。
ちなみに、ここまで書いたのは１巻の内容であり現在刊行されてる２巻ではさらに取り返しのつかない方向へ加速してるので興味をもたれた方やＪ・さいらー（今作った）になりたいという方はどうぞ。ニ百数十ページと時間に負担はかかないが、心に負担のかかる作品ではありますが。
いやまぁ流石ににゃー様については把握しているんですが未読です。『SWEET SWEET SISTER.』と『Classmate』がヘビィすぎて……この変態先生、本気出すと自分の手には負えないなーと思った。エロゲのシナリオですでに変態性が見えてる人が小説書くと、（一人の世界になるだけに）その特性が濃くなるって印象はありますね。（原作付は除くとしても）
自分は変態性癖に対する免疫が全然ないので、実は"性から切り込む"タイプの物書きが苦手だったりします。どんどん遠い世界へ行ってしまう気がして。すいませんあんまり意に添えず。
