ぱれっと『ましろ色シンフォニー』に関するコメントレス(ネタバレ有)

「アンジェ先生!やっぱりメイドたるもの夜伽が出来なければいけないんですよね!?」
「はいっ?」
「アンジェ先生!そこのところよろしくご指導の程お願いします!」
「い、いえー、あのーそのー・・・。」
「アンジェ先生!(自主規制)に(自主規制)で(自主規制)とか本当ですか!?」
「というか瓜生先生と普段どのような営みをなさってらっしゃるのでしょうか!?」
「そ、それはー、ですね、えと、そのー・・・。」

「そんな事があったので旦那様、どうかアンジェめにご指導していただければとー・・・。」
「そこまでいくと風俗嬢じゃないかな?」
「ダメ、なのでございますでしょうか?」
「・・・いいですとも。」
そんなアンジェさんだけど、みう先輩の半分しかないから実は経験値が一番低いという罠

 みう先輩は動物を撫でる動きを発展進化させたウルトラ手コキテクを持ってるからな……対抗できるとすればやはりおっぱいか。あんま関係ないけど、裸エプロンってあんまり(というか全然)好きじゃないんですがアンジェの二回目はすげー興奮したんだよね。ピクシーアンジェ恐るべし。

ましろ色のけんぷファーで精気を奪う黒みう先輩は、いつぱんにゃのキルミンをヌグミンしておっきくなるんでしょうかとか言うと、紗凪さんにジョーカーエクストリームをくらうよな…っていくつ他番組のネタを混合すれば自分は気が済むんだろう

 ぱんにゃがヌグミンしたらそりゃおめえ交尾するしかあるまい。俺の交尾は優しくないぞ!みたいな。紗凪には思いっきり優しくしてぼろぼろ泣かすのがいいかもしれない。むしろ黒みう先輩と一緒に前から後ろから紗凪を責めればいいんじゃね? みう先輩の指テクは同性にも有効と見た。

メアゲーならおにんにん大勝利!メアと交尾するたびに地雷判定から遠ざかります。
んでましろ色の割と真面目な話。
まだアンジェルートクリアとみう先輩ルートの途中ですが、新吾さんの「空気を読んでしまう」性質をどこか批判的に描いているから、なんか最近のエロゲがっつーか「空気を読め」なんて愚文を恥とも思わないライターを皆殺しにしたい自分としては受け入れやすかったのだけれど、ただやはりその意味で真吾さんはあまり好感度の高いキャラではない、かと。
スロースタートという意味ではそのとおりだよなぁ、と思いつつ、実際空気を読める男の大勝利なんて話にされたら僕はダニエル・キイスの名の元に愛と怒りと憎しみのシャイニングフィンガーソードを放つ自信がある訳で、メモリアにしろさくらッセにしろ引っ掛かりを感じる部分が消えた、という点では、ましろ色をやってよかったのかな、と。
しかしましろ色攻略は順調に遅れるよね、次のルートを始めるのにすごい抵抗感が出る。

 毎度毎度次のルートに移行するのが遅れがちな自分にとってはなかなかに辛かったりもしましたねーきゃはんきゃはん。新吾さんは"空気を読める"というよりは、合計の最大達成とか人型願望機という側面が強かったような。"空気読め"的運用は、おおよそ無自覚に独善的な主人公になりますからねぇ……自覚した独善はむしろ好きなのですが。

ましろ色桜乃ルート
桜乃ルートだけ、ほぼ全ての登場人物の言動が気に障ったのは私だけでしょうか。
もちろんそれは主人公も含めてで、他のルートではあえて空気を読まないと断りを入れた上で突っ走ってますが、桜乃ルートではそもそも、空気の悪さそのものを気にかけていなかった気がする。
愛理ルートを、新しいキャンパスにこれから色を塗っていくと表現するのであれば、既に色が塗られたキャンパスが存在する桜乃ルートはそれとは対極に位置するはずで。
幼き頃の出来事と対比させつつ、キャンパスをいかに塗り直していくかといったあたりを中心に据えていたら、もちっとテンポは良くなっていたのかな、とか思ったり。
とはいっても。
姉妹や幼馴染みがいて、何かのきっかけを経て、これから新しい関係を作っていくという道筋を辿る作品は多々ありますが、関係を初めからやり直していきましょう、といった作り方をしている作品はお目にかかったことがないですね・・・(ループものは除きます)。
やっぱ難しいのかなぁ・・・。

 うーん、不快とまでは行かなくても、若干の違和感があったのは確かですね。統合廃止の切り札を切ってしまうなら、他ルート以上に彼らの言動でフォローしなければいけないと思います。当然のように"まとまりきらなかったから"的な空気を残してしまうのは得策ではない、というか。
 既に色の付いた関係を、もう一度白に戻す……というコンセプトはあまりにも難しかった。それをするなら、過去はある程度軽く扱わなければいけなかったと思います。(桜乃にとってどんなに残酷でも) ただ、桜乃が結女に残ったのは良かったと思います。問題の主は他シナリオとの性質の違いにあって、クオリティそのものとはちょっと違う気がしています。

インセストについて。二人の置かれている環境(村や町と呼ばれるもの)でのそれが、どこに起因しているかが問題と考えました。それが生物学的要因──そんな都合のいいものでもないだろう──であったなら、血の繋がりがない義妹シナリオは大円団と為り得るでしょう。けれど心理的・社会的な意味でのインセストであったなら・・・行き着く先は桜の木の下か、山奥の静謐となるかも(個人的には好きですが)。
そういった要因で、義妹シナリオはやりにくいのかもしれません。まあ、周囲の悪意を意図的に消してしまえばできなくもないのでしょうが・・・うん、我ながら頭の固い考え方ですね

 血が繋がってないというのを重く考えすぎなんじゃないかなと思います。現代的な感覚なのかな? 再婚だって連れ子だって珍しくない。自分はいとこ婚の家系だったりそもそも異母兄姉がいたりとかって背景もあるのかもしれませんが、ホント感覚的に分からない。