[同人] コミックマーケット76・三日目 「NH3」サークル参加レポ

  • りんかい線の遅延情報を確認しつつ、8時半くらいにスペース着。芝生を広げたり印刷を確認したり。誕生日席は目立つのですが、反面スペースの中が狭く居住性はあまりよろしくない。
  • 拍手が微妙にフライング、その後も開始の放送が流れなかったりしつつ開場。確かに、こんなに締まらないコミケは初めてだw
  • 記憶力には自信があるのですが、前半の来客ラッシュでは顔まで覚えきれず。せわしなく動きながらだとなかなか頭に残らないようで、申し訳ありません。そういう意味でも形に残る名刺は便利ですね。自意識過剰だとか気にせず、作ってしまうのをオススメ。
  • 頒布に関して面白かったことが一つ。一時間ごとの頒布部数をチェックしていたのですが、10時の開場から13時台まで、ほぼその数が一定でした。サイトを見て来てくれる人、表紙を見て覗いていく人、ジャンル買いで浚っていく人、相互作用などを考えながら売り子していました。なかなか楽しいです。
  • ギャルゲ島周辺の通行量で言うなら、11時すぎ〜12時半が一番多いような感じ。入場が進んで、かつ外周サークルを回ったサークル入場・始発組が島中に来るからではないかと思います。
  • 13時もかなり過ぎてから各所の買い回りに出たのですが、概ね完売。大手はハナから買い回りの人に頼んでいたから確保できているのに、自分で回る予定だった中堅あたりが酷いことに。仕方ない。
  • サークルのディスプレイは大事だな、と。A2サイズのPOPを机上に置いていたからか、元々チェックしていないような素振りの人も、本を開いて見てくれることが多かった。あの表紙が完成するまで何回ミーティングと調整を重ねたことか。(そりゃ実際描いたのはふぁなさんなのですが、色々意見を出し合って決めたので) 箔押しも綺麗に出ていた。敷布をジオラマ用の芝に、というアイデアは(自己満足的な意味で)大成功。設営めんどくさかった上に使い捨てでコストパフォーマンス悪いけど。
  • 何せメンバーが多いので、荷物でスペース内が死亡。売り子が正面に二人並べなかった。前述のPOPが視界を半分遮っていることもあって、非常に対応しにくかった。会計処理が楽な価格でなければ危なかったかも。
  • そして刷り上がった後に発覚する誤字。本誌にもペーパーにもコピー本にも……奴らはナノレイヤーで擬態しているのか。文章系で活動する人間の天敵は駆除しきれず。
  • 無料配布の本が2冊とペーパーがあったのですが、ただ「無料配布」と書いて置いておくだけではほとんど持っていってもらえない。自分が買い回る際には無料配布モノは積極的に貰っていくようにしてるので、ちょっと盲点だった。新刊を渡す際に「こちら無料配布となっておりますが、お付けいたしますか?」と聞けば99%受け取ってもらえる。この悪辣な手法により、自分のコピー本は11時すぎに処理完了。(残って持って帰るくらいなら燃やすつもりだったし!)
  • マズかったのが、無料配布群と本誌『TOKOLOGY』の版型がバラバラ(A4・B5・A5混在)だったこと。基本的には揃えるべき……とはいえ文章系のコピー誌でB5は辛いので、個人的にはB5とA5でいいかなと思う。『TOKOLOGY』自体がちょっと特殊な本だったので仕方ない。
  • 自分自身の発見として、コピー誌を作ること自体は結構楽しいかなと感じた。ただ、一人で行う前日製本では50部以上は難しい。今回はキンコーズで印刷、本文は機械折りしてもらった。(表紙は厚さの都合で機械折りできず) あと、キンコーズにあった断裁機(無料)の切れ味が終わってて何部か損品にしてしまった。16Pの薄い本とはいえ小口が揃ってないと読みにくいので、次回は断裁サービス(有料)を使おうと思う。
  • ……こういう工作が楽しくなってしまうのは仕方ないのかもしれないけど、本質を見失ってはいけない。気持ちが勝ったとしても、内容の方を充実させなければ意味がない。今必要なのはDTPソフトの取扱い技術とか優れたデザインからの学習とか、そういう実技的な部分なんだろうなぁ。故に今回のコピー誌は微妙。合成フォントを作った時点で力尽きた。
  • 『TOKOLOGY』の頒布結果としては、想定の三倍近く捌けました。ホントにアホほど刷った本がそれなりに減っているのは、とても嬉しいことです。
  • C76最後の光景は、激務の疲れか東3ホール裏で意識を失っているスタッフの方々でした。もう乙としか言いようがない。初めてサークル出してみて、参加者それぞれが努力するべきこと、全体として気をつけるべきこと、色々と意識が変わったような気がします。出せて良かった!
  • 一応は冬も出るつもりで考えています。今回ほど準備期間が取れないことから、趣向を変えなければとは思っているのですが、その辺りはまだ何も決まっていません。『Garden』なら、頭を振れば耳から噴出するレベルで書きたいことはあるし色んなところに散逸した文書だけで一冊出来上がるレベルなので、ある程度以上のものは作成できそう。とはいえ全ては瑠璃パッチが出るかどうかで決まる、かな……
  • 人間を惑わす達成感という魔物。製作中の苦しみを忘れさせる一過性の快楽に負ければ、身を滅ぼしてしまうのでしょう。冷静に、何が出来るか考えたいと思います。


  • で、ここで終われれば、爽やかなエンディング曲でも流れそうなものなのですが。
  • 会場での頒布後(具体的には08/17深夜)、漫画パートに乱丁が確認されました。13pと14pが入れ替わっています。読めなくはないのですが、誠一たちの行動の順序が不自然なのが分かると思います。少なくとも手持ちの在庫は全て乱丁しており、印刷所ほか各方面に確認したところでは全数が乱丁しているようです。
  • 会場で手に取っていただいた方、不良品をお渡ししてしまい申し訳ありませんでした。今日(08/18)付けで印刷所に連絡した結果、入稿データには問題なかったことが分かり、同数の再印刷という形になりました。刷り終わるのは今週末になるそうです。
  • 交換対応の具体的な方法は現在メンバー内で検討しております。今しばらくお待ちください。前述のとおり冬コミには既に申し込んでいて、最低限その場での交換は承りたいと考えています。(もちろん、当選すればの話ですが……)
  • というわけで、夏コミの延長戦はもう少し続きそうです。お騒がせして本当に申し訳ありません……