30周年記念24耐コミケットスペシャル4参戦記 二十四時間戦えます!
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前日から東京入りしていたので、余裕の5:30起床から始まるコミケの朝。会場着は七時前くらいだったのですが、第一部は想像以上に人は少なめでした。西1階が女性向けメインだからか・・・でも女性が多いって感じはしなかった。お祭りだから並びに来たよ的な人と第一部の大手狙いの人達が並んでたんだと思う。想像以上に寒かった!春という言葉に騙されて薄着で並んだ人にはキツかったかも知れない。
開場は07:30の予定でしたが、動き出したのは結構経ってから。やっぱりスケジュールは押してた? 当然全員西館へ向かうわけで西1と西2の分かれ道で真っ二つになるか、と思いきや大半は西2へ。俺が西2に着いた時にはAMRとウロボロスがいつも通りの列を形成してました。
列を華麗にスルーしつつ会場を見回った感じでは「か、会場に隙間がある!」と言ったところでしょうか。同人誌の方は前述の通り、企画イベントも本格始動までには時間もありまだまだ集まらず。西4階のイベント・コスプレフロアも10:00位まではかなりスペースがありました。その辺からぼちぼちと同人買い終わり組&第1部ゆっくり参加組が集まってきたことと、ステージイベントが本格的に始まったこともあって、西4階は結構な人の数に。
この時間帯からはステージイベントのすっぺるてくにこライブとをたふぇすとに参加。やっぱりステージイベントは熱い。観客が飛ぶたび西4階の床が揺れる揺れる。通り掛かる人も足を止めて聴き入ってて、なかなかにお祭りらしい雰囲気を作り出しておりました。をたふぇすと1部途中でサークル入れ替え後の第2部開場待ち列形成度合を調べに入り口へ行くと、既に西4階海側から正門階段前まで列が形成されてました。この段階ではまだ12:00、第2部開場は16:00だってのに早すぎるよ。第1部が絶好調開催中にもかかわらず列が出来てるのは変な感じ。まぁ、完全な同人買い専にとってはいつものコミケと変わらない状況であって、お祭りってのはオマケでしかないのかも知れない。
この退席の間に、をたふぇすとでの主目的だったぷきぷきぱよの一部を聴き逃す_| ̄|○ 「ぜのぴったん」と「おしえてせんせいさん」は聴けたので良しとしておく。通しで考えるとぷきぱよの直後で第1部トリのSPACE LAUNCHが今回のライブイベントでは一番熱かったかな。ボルテスOPでおおっと、と思わせて萬Z「マイペース大王」、デカレンジャーOP「特捜戦隊デカレンジャー」ですよ。アンコールには聖闘士聖矢OP「ペガサス幻想」!昔の曲と最近の曲でベテランから若造までしっかり盛り上げてくれました。乙であります!
他のイベント系サークルで盛り上がってたのは「ハバネロ早食い」「ミニ四駆GP」「射的」とか。イベント系サークルは割とニッチなジャンルが多くて、誰にでも楽しめるのは少なかったかも。ニッチだからこそ同志を捜す!というコンセプトなら正解か。ageとkeyのイタ車コーナーと円周率詠み上げはバカすぎて笑ってしまった。
13:30の段階で俺は第2部開場待ちの列に並んだんですが、中の入れ替えの様子はどうなってたのかな。まだ情報が出揃ってないのでよく分からない。えーと、個人的な話ですが、この二部制にはあまり良い印象を受けませんでした。スタッフの人はとても大変そうだったし、第1部最初から参加してる人はあの鬱陶しい入場を二度もやらねばならんし。第1部と第2部の人口密度の差は尋常じゃない。第2部の列で最初の方に並んでいるのは大手ダッシュ目的で、並ぶことだけを念頭に置いたら16:00から開場の第2部は正に狙い目。夏コミのように熱くも無く冬コミのように寒くも無く、快適な温度で並べるんだしなー。・・・列の話になるとプロ同人とか大手サークルとか転売屋に関わるから何とも言えないのですが。大規模化したコミケに対する反省から開催された今回のSPでも、結局レギュラーコミケと同じ現象が起きているのは皮肉。
第2部からはあまり書くことも無く、いつも通り大混雑のコミケ。俺も会場内を歩き回ってそれなりの収穫を得る。・・・心なしか「新刊ありません」の看板が目立ったような気がするが、俺の目がおかしいのだと信じたい。
第1部と同じく西2から潰していったんだけど、七尾奈留の「あいすとちょこ」は最初から別領域に列が出来てた。あー、この人達がminoriの『ef - a fairy tale of the two.』を原画買いしたら十万くらいいくんじゃないかなー、とか何となく思う。そうそう、「早稲田外食産業研究会」でこっそり出てたあの御方のところに開幕第一に。しかし結城辰也氏の既刊でした。何か怪しげな本が売っていないかと期待したのですが。(ef裏話とか
※追記:新刊有ったらしい。ザッと見たら気付かない様になっていたようです。割と殺意を覚えたりとかします。
収穫物に関しては目を通してから何か書こうと思うのですが先にいくつか。東鳩2ジャンルの島の売れ足速すぎ!軽く一周してからじっくり見て回ろうかと思ったらほとんど新刊は終わってました。当然会長本など見つかるはずもなく(´・ω・`) 代わりにローゼンメイデン本とかサモナイ本で寂しさを埋める。ローゼンはサークルカットになっているサークルこそ少ないモノの、セカンドジャンルで出しているところはそれなりにありました。そういう検索性が低いのがカタログの課題、なれど敢えて分かり難いままにして会場を捜し回ってもらうのも醍醐味。割とうろうろするのは好きなのですが、最近は目標のサークルだけ回ったらさっさと帰る人が多いようで。そういう人達に買ってもらう為にはしっかりカタログでアピールしないといけない。難しい。
第2部ではイベントの方も活発になり、「ちゃぶ台返し」「コミケ参加者の主張」辺りは大混雑でした。コスプレも気合の入った人が増えて、ローゼンのドールズとかファイズカイザデルタのライダーズとかザク(!)とか凄かった。でも印象に残ったのはチラッと見えたパトレイバー特車二課のコスの人。確かに地味だがアレは良いなぁ。
ビエンナーレに関する講演とかもあったのですが、空いた時間は「共産趣味者同盟」で話を聞いたりしてました。俺が聞いていた時間はプロ同人、部落の話題。右とか左とかとりあえず置いといても面白い。(詳しく書くとアレなので書かないが) こんな過激なサークルが通るところもお祭りだからなのか。 写真撮影OKと言うことなのでバッチリ激写、ご注意通り目線を入れました。(笑)
そうそう、ビエンナーレ関連の講演と囲炉裏学園のブースが向かい合わせに配置されてて、音が混ざって大変なことになってた。アレは準備の段階で気付くべきだと思う。
第2部も19:00を過ぎると撤収するサークルが増え、会場内も第1部と変わらないくらいまで落ち着いてくる。この段階で残っていたのはサークルの人とお祭りを最後まで見届けたい人なんだろう。主張とちゃぶ台は最後まで盛んでしたな。
21:00の閉会時にはお約束通り拍手が巻き起こり、何故か三本締めとか万歳コールがもうやたらめったら飛び交っていましたがその辺はお祭りということで。多分テンパったスタッフとかアルコール入りのサークル人とかでしょう。良き哉良き哉。そういえばアルコール解禁だったのに一滴も飲みませんでした。多分一般参加の大半の方がそうなのでは?だから大きなトラブルがなかった、とも言えますけど。(騒いでいたサークルもあったみたいだが)
まとめとして。
第1部は若干盛り上がりに欠け、第2部はいつものコミケと褒められた内容じゃない。しかしながらチャレンジした内容には好感が持てる。(これ以上路線を変更しようとすると、「同人」という存在の定義から見直す必要がある。)違いを挙げるなら「企業ブースがない」こと。やはり企業メインで回る人と同人メインで回る人の間には大きな意識の差がある。 あくまで2部制には反対だが、参加イベント有りライブ有りという形式は良かったので、その辺をこれからの運営に反映してくれると嬉しいなぁ。
結論=ドネルケバブ美味しかった!(えー