2004年部門別ギャルゲーランキング（エロゲー含む）の傾向と対策（戯言風味）

言及するかしまいか迷って、やはりエロゲヲタとしてなんか言っとくべきかな、と。
（投票の方は日付が変わると同時に終了ですが）　
基本的には自分のプレイしたゲームの中から。長いので隔離扱い。
最初に。今年の様に大作（CLANNADとかFate）が出てしまった年ってのは結果がおかしくなりがち。
この二つに対しては、各々の中で色々補正をかけるべきかと・・・って今更言うことでもないですね。

・シナリオ部門
いきなり難しいのきましたねー。ここに関しては蔵も笛も出てきて然るべきかな。
全体としての筋から見ればFate、キャラ別なら（バラツキはあるが）CLANNADってところでしょうか。
どちらかなら、面白い！ノれる！ってシナリオは少ないのでFateを推したい。CLANNADはテーマの「家族」がちょっとだけ個人的にアレ。
『らくえん』はエロゲ製作物語という、ある意味反則な題材なので敢えて選考外。シナリオの質も高いんですけどねー。
『ままらぶ』は確かに面白いけれど、絵が人を選ぶとかマイナー作品ってことでシナリオだけ過大評価されてる感が今更ながら。（いや、好きなんですよ？）
つまり個人的には『はるのあしおと』一択。（万人に勧められはしないけれど）
関係ないが、「シナリオ部門」とは別に「テキスト部門」を作ったらどうかな。この二つって違う要素だと思う。

・グラフィック部門
毎年必ず進化するのがこの要素。それぞれメーカーの工夫が出てくるところでもあります。
SDキャラ用に別原画を雇ったり、メカ、背景その他個別美術にスタッフを割いてみたり、アニメ風に動かしてみたり。
　（まぁとりあえずは立ち絵、表情差分の枚数を増やすべきかと思いますが）
絵だけなら名作の『ひなたぼっこ』、イベント絵の枚数ならダントツの『はるのあしおと』、表情差分が多い『ままらぶ』（石投げるな）とある中
やはりここは『ホワイトブレス』で。美麗な背景と橋本タカシ氏の質の高い原画、それを生かす神の塗りでその場の空気ごと絵に。
ていうか黒ストに対する執念を感じたね。うん。・・・シナリオの方は（´・ω・`）
他にも、珍しい作風が作中のおかしな雰囲気にピッタリの『Forest』、いとうのいぢ嬢が奮戦してる『Peace＠Pieces』等もアリ。
しかしここに蔵や笛を挙げるのは如何なモノか。確かに前よりはずっと進歩してるけど。

・エロ部門
これは聞かないで、って感じなのでパス。世の中的には『ナースにおまかせ』『瀬里奈』『燐月』等が高評価だったようです。
が、なんで『はるのあしおと』が一位なん？確かに意外な程エロいが、流石に抜きゲには敵わないだろ・・・

・音楽部門
これは迷う！今年は当たりが多かった印象があります。
そもそも作品テーマが音楽である『Quartett!』やらエロゲには有り得ない程ロックな『らくえん』やら個性充分。
ノーブランドサウンズ製作の『お願いお星さま』、作って歌えるスーパークリエイター水月陵の『Peace＠Pieces』も無しではないが
初めて聴いた時のインパクトから『Forest』を。それぞれの場面との融合度の高さはマジモノです。
（大体Forestはグラフィック、CV、音楽、テキストが融合しまくっているので分離が難しい）

・システム部門
ワーストは『鉄腕がっちゅ！』で決定。
なかなか評価しにくい要素ではありますが、これが優れてるメーカーは個人的に大好きだ。
普通は安定してて当たり前なんですけど、業界全体でバグを許容する流れになってるのは良くないなぁ。
『お願いお星さま』辺りが標準になるといい。（そういえばライアーなのに『Forest』はバグ無しだ。改心したか）
何にせよトップは『Quartett!』以外考えられない。FFDを突き詰めたら色々変革が起きそう。
しかし原画殺しであるのは否めません。死ぬなよ大槍氏。

・キャラクター部門
あー、これも難しいな。シナリオと分離してキャラだけで捉えなくてはならない。
候補もFateの凛、はるおとの和、Quartett!のメイ、ままらぶの涼子さん・小雪母娘、最新ではToHeart2のタマ姉等々たくさんいるし。
しかし一人選ぶとしたら『らくえん』の美柴先輩を推すかな。（同作の双子もかなり捨てがたいが「二人セット」なので）
こーんな先輩がいる職場で働きたいモンです。噛み付くのは勘弁な。

・声優部門（エロゲー限定）
今年はまきいづみの年でありまきいづみ時空成立の年。（こんなベテラン捕まえて今更ブレイク扱いですか、って話だけど）
文月かな嬢が沢山出演してくれればトップを争ったかも知れないが・・・復活してくれー。
出演数から考えれば一色ヒカル＆北都南、両おねえさんが圧倒的か。そして鳥居花音エロ復帰マダー？
リストの中にある声優の内、声と名前が一致したのが八割。まだまだ修行が足らぬ。

・ゲームメーカー部門（エロゲー限定）
また一段と基準が分からない項目。ユーザーサービスとかブランド力って事で良いのかな？
良い作品を出せるかどうか以外でも、ユーザーに愛されるメーカーってのはありますね。オーガストとか。
これから先への期待度、という意味で『PULLTOP』に一票。品質が安定してるのもポイント高し。
ユーザーに愛されないメーカー？すたじおみりすとかCircusとかD.O.とか戯画だろ。

・デモムービー部門
某メーカーの為にあるような項目。やはり『はるのあしおと』に入れないわけにはいかないでしょう。
確かに、最近ではデモムービーの販促効果は無視出来ない。店頭でムービー見て、気になって後で調べる事も多い。
（ユーザーが高速回線を持ち、手軽にダウンして手元で見られるからかも知れない）
一番コンパクトな体験版、という考え方も出来るし。短い時間で作品の魅力を伝えるのは職人芸。
次点では『お願いお星さま』、この要素に絞って考えるなら『まじれす！』も大いにアリ。

・名台詞部門
こういうのはTYPE-MOONの独壇場・・・と思いきや、そうでもないらしい。
懐かしいところで『家族計画』末莉シナリオ後半の青葉の名台詞もいいかな、とは思ったものの
『らくえん』美柴先輩の「堕落する準備はオーケー？」に一票。さり気なくらくえんは名台詞多し。
ていうかと「おしおきが必要ですね」と「とんだ茶番ですね」が並んでるのがおかしい。名台詞なのかよｗ
だったら「のだった。」と「そうなのか？」も必要だろ。本当ならさらに「みなもの問い詰め」に入れたい。（そもそもそれは台詞じゃねぇ）

全体で気になったのはやはり『シンフォニック=レイン』か。かなりの割合で上位に食い込んでる。
18禁でないのにここまで浸透するのは相当だと思うのだけれど、そんなに良いんだろうか。うむむ。
しかし長い。だが長いついでに去年コンプしたゲーム一覧。

うさみみデリバリーズ　　鉄腕がっちゅ！　　ままらぶ　　ときどきパクッちゃお！　　ひぐらしのなく頃に　　ひなたぼっこ　　フォーチュンクッキーセレクト　　フォーチュンクッキー　　プリンセスブレイブ　　オーガストファンBOX　　 Princess Holiday 　　ホワイトブレス　　こなたよりかなたまで　　はるのあしおと　　 Wind -a breath of heart- 　　しすたぁエンジェル　　とらかぷっ！　　らくえん〜あいかわらずなぼく。の場合〜　　お願いお星さま　　 CLANNAD　　Quartett!　　　そらをみあげて想うこと　　バイナリィ・ポット　　雪桜　　Floralia+ 　　Fate/stay night 　　Forest

計二十七本、途中で投げ出した三本合わせて三十本。
多いのか少ないのかは分からない。