冬コミ戦利品開封。(草の根編)

個人、サークル系。
そんなに数多く買ってるワケじゃないですけどね。


CANDYFORCE はにはに100円SS本シリーズ
今回のMVP。これが一冊100円だとすると(コスト対内容では)他が全部辛くなるな。
はにはにの、作品としての穴の多さや膨らませやすさもあるけど、それにしても魅力的。
鉄壁の保奈美を蹌踉めかせる不安の話も、吊り橋効果のその後の美琴の話も、一人で行こうとする結先生の話も。
足りないと思ってた部分をしっかり埋めてもらえる感じです。はにはにやった人なら分かると思うんだけど。
特に「secret?」、保奈美と美琴と直樹の微妙なカンケイ、ってのは実に有り得そうな話で(直樹・祐介融合後だし)
告白シーンなんかもうビクビクですよ。やっぱり美琴は泣かされてナンボなキャラだなぁ。
しりとりSS本には特に好きな「太陽」も収録されてるし、安いからーと全部買っておいて良かった。
超関係ないけど、CANDYFORCEのロゴは非常にカッコイイと思うのです。(言ってしまった・・・)
 
アグレッシブディフェンス 『こうらくえん 〜あいかわらずなぼく。と握手〜』
超貴重ならくえん本。何でこんなに少ないのか個人的には謎。
創作活動に関わる人だったら好きになれそうな作品だと思うんですけどねー。(性質上二次創作はしにくいか)
この本の内容の方も実に愛が溢れてて良かと。自分のダラダラな『らくえん』感想に通じるところもあるし。
「同人やっててプロに憧れたことない人なんていませんからね」には正直ドキッとした。やはりそうなのでしょうか?
 
Craft_Cuvik 『WHITE ESSENCE』
やっぱり来ると思ってた、はるおと白波瀬シナリオ本。
書きやすそうな素材とはいえ安易なのは嫌だなーとか思っていたのですが、これがまたなかなか良い。
やはりそういう宿命なのか白波瀬のプチ問い詰めが炸裂とか、樹の一言では解決しない「婚約」という問題とか。
本編と同じく一筋縄では行くはずがない、その辺はよく出てたかな。(もうちょっとページがあれば、とも感じますが)
後書きの、白波瀬シナリオ≒月9説には禿げ上がる程同意。
 
Pazzo S.P. 『Petite Soeur 2』
しまぱんで有名な「夏ノ空」原画師の秋風白雲氏による「こころナビ」凛子本。
何げに薄い上にモノクロですが、やっぱり商業に携わる人は絵のレベルが違うわな・・・。
しかし凛子のぱんつがしましまじゃないのは良いんだろうか。それともしまぱんみるくそふとの中の人の趣味?
 
Masterkey(es) 『Lumiere vol.2』
CLANNADのSSアンソロ文庫。作者にはまこみし文庫でお馴染みの面々。
流石に前例よりも分厚かったりということは無いが、まぁまぁよく考えればこれが普通くらい?
今回気に入ったのは文月そら氏の「A long Goodbye」かな。渚アフターのことみSS。
作品世界を俯瞰すれば、気付かず通り過ぎて二度と取り戻せない、選択されずに忘れ去られた存在が気に掛かる。
CLANNADの場合はそれぞれ抱えるモノがありますが、中でもことみは朋也と一番縁が深い。
だからこういう救い(だと思ってる)が必要ではないかなー、とか思ったり。(単にことみスキーだからかも知れないが)
「続く」になってる作品については深く考えず続編を待つ主義。完結してみないと分からない。(そして実はVol.1持っていない罠)
あ、私信ですが2004年のえむぶいぴー、ありがとうございました。選考基準が非常に気になります(笑)>せいる先生