すたじおみりす『鉄腕がっちゅ！』感想 動け、動け、動け！ （戯言注意）

すたじおみりすが無駄に総力を挙げて製作したネタソフト。
Webラジオをゲームにするという無茶な企画を勢いでカタチにするとこういうソフトが出来上がります。
最初からまともに動くなんて誰も思っていなかったけど、インストールもままならんとは誰が予想しただろうか。
ここの作品って殆ど外注スタッフで作ってるはずなのに、何で毎回バグだらけになるんでしょう。
いただきじゃんがりあん然り、うさみみデリバリーズ然り、まじれす然り。
バグの老舗ことライアーソフトは最近バグを出してないだけに、現在エロゲ業界バグ最大手を独走中。誰か止めてくれ。
肝心の内容ですが、シナリオは軽くオマケ風味。ネタに溢れていて面白いが真面目な部分は全く無い。
そう、オフィシャルが紛らわしくて誤解する人多数ですがミコト（草柳順子）とリナ（理多）にはストーリーモードはありません。
常時敵キャラとして出てくるので陵辱される回数は多いけど。（ストーリーモード以外では自キャラとして使用化）
登場キャラが女ばっかりである関係上エロシーンはレズメイン、バトルものですから当然陵辱ばっかり。
しかもかなりフェティッシュなプレイが多い。（放尿、ワカメ酒、女体盛り、スライム等々）
まぁでもCGのクオリティは総じて高いので好感触かな、と。原画のKEG氏には今度はシリアスなゲームを担当してもらいたいものです。
戦闘部分は簡易版スマブラとしか・・・CPUが頭悪いのは若干気になりました。
ここまでは全ておまけ。実はこのゲームの真髄はゲーム内で聞けるミニラジオ「トレが」にある。
いつものがっちゅをさらに逸脱した、ゲームとは全く関係ない私生活トークに声優ヲタの俺としては悶絶するしかない感じですよ。
ややネタバレになるのですが、本条真琴の結婚失敗話、メイメイの銀英伝ごっこ、じゅんにゃんの変な夢とかもうネタまみれ。
特に面白かったのは「らくえん」お気に入り話（金田まひる）、キタ━━(゜∀゜)━━!!の読み方講座（鳥居花音）、
声優的には濃い内容でもギャラが安いのはカエサル（若本規夫）に金を積み過ぎたせいに違いない（大野まりな）等かな。
そして吉川先生（吉川華生）は赤血球が大好きらしい。可愛すぎるぜ吉川先生。
結局最後まで声優ヲタの声優ヲタによる声優ヲタの為のゲームでした。黒い過去だって平気でネタにするあたりががっちゅクオリティ。
江古田シスターズネタはむしろゲームの中核だろってくらいにバリエーション豊富だったので、気になったヤツは紙の江古田シスターズで研究すべし。
　　参考：すたじおみりす オフィシャル
　　　　　　鉄腕がっちゅ！ （みりす内作品ページ）
　　　　　　長崎みなみ＆児玉さとみ「紙の江古田シスターズ」
　　　　　　児玉さとみ+猫戦車マリィ Satomin.net
　　　　　　■ＹＥＬＬＯＷ　ＬＩＦＥ■　（原画KEG氏のHP）