感想・彼らなりの幸せ

命を運ぶと書いて運命ッ!

ぱっと見ハートフルなファミリー劇場、と思ったらうわっエロっみたいな。
危なっかしい母さんと一家を支える姉さん、兄にべったりな妹。ちょっと普通の境遇じゃないけれど、四人でとっても家族してます。良い家族の典型なのかな。信頼関係とお互いの好意的解釈みたいなモノがかなり強力でとても居心地が良い。
それでもエロエロなのが凄いところ。不幸を避ける為、なんて端から見ればご都合主義以外の何物でも無い感じがしますが、彼らはいたって真面目。そのせいか違和感は無かった。
彼等なりの家族の形があって、ちょっとだけ血が繋がってない違和感があって。
その中で「特大級の不幸」に引っかき回されて、結果新たな絆が結ばれるわけで。
きっとその新しい絆であっても彼らにとっては家族が内包出来る。これは凄いのかも知れない。
人それぞれの「しあわせのかたち」というモノを見せつけられたような気がします。
ここから戯言。
ストーリー云々というよりはキャラの魅力で成り立ってる感じ。出てくるのはなかなかにブッ飛んだ人達ばかり。良くも悪くもえろげかな、と。
そして恋がヤバイ。確かに母さんもヤバイか恋が一番ヤバイ。なんつうかエロカワイイ
キャラゲーだけあって萌えを意識して作られているけど、そんじょそこらのゲームとはワケが違う。ヤバイ。
全体に中の人の演技が良好で好感が持てるんですが、恋は特に凄い。やはり文月かな嬢はヤバイ。ある意味俺の天敵。
佳恵ちゃんこと母さんもかなりヤバイ。確かにこんな義母だったら惚れるかも知れん。一番女性らしいという感じがした。
三人の母親としての強い部分と、パートナーを失った女性という弱い部分。恋の異常な執着心もそうだけど、
こういうキャラ描写に関しては割りと上手だなぁと思った。
まあ突っ込むところじゃ無いんだろうけど、シナリオの方はちょっとショボーンな出来。
上下動激しいシナリオやカタルシスを求めていた訳では無いけど、もうちょい訴えかけるモノが欲しかった。
そういえば楠鈴音-文月かな嬢ってクロハと同じ組合せになってるな。双子から今度は親子になってますが、
結局保護者-被保護者という役周りは変わってない。だから呼吸はバッチリってワケか。