CLANNAD 感想戯言その三 (ネタバレ注意)

智代、美佐枝シナリオ終了。疲れてるのはこの所為です。
智代シナリオについて。また原因は主人公かよ・・・って感じ。
予想は出来た話の流れではあったんですけどねー。それでも心苦しかった。
能力、信頼、社会的地位、カリスマ、誠実さ、全てを持ち合わせた智代に対して
劣等生であり典型的な「持たざる者」の主人公。
別に人間的に悪いヤツではないのだけれど。
釣り合わないと嘆くのも無理も無い話だと思う。
しかしだ、追い付こうとする努力も無しに智代に対して
「別世界へ行ってしまった」などと吐く人間が
世界に祝福される資格があろう筈が無いだろう! 挙句の果てには他人を信じる力も無くし
独り取り残される主人公を見て、またも自業自得だろと蔑まずにはいられない気持ちになった。
本当に高潔な精神を持った、未来ある彼女に

「なら…。私がおまえの居る場所までいく。
 もう、何もいらない。
 生徒会なんて立場もいらない。
 いい成績も、いい内申もいらない。
 頭のいい友達もいらない。
 私はおまえと一緒の春がいい。
 それだけでいい…」

こんなことを言わせて、よく正気でいられるなと思いますよ。本当に救い難い。
このシナリオを終えた後、スタッフロールでEDが流れる中思わずボロ泣きしてしまいました。
しかしそれは一片たりとも、どうしようもなく堕落した主人公に向けられたものでは無く。
輝かしい全ての未来を投げ捨て、たった一つの大切な気持ちを選んだ彼女の
熱く純粋な恋、愚かしいまでの愛に心奪われたからだ。
そんな愚かな、本当に美しい彼女の魂に幸多からん事を祈ります。
参考リンク:より)
ほぼ完璧に意見が一致しています。
しかもkagamiさんの方が明らかに表現が豊かで綺麗です。
ちょっと(´・ω・`)ショボーン